今月のテーマ

今月のテーマ&巻頭言6月

6月分です。

6月のテーマ;『緊張感をもって 日々を過ごそう!』

学校が始まり2カ月、新1年生のみなさんも学校に慣れてきたころではないでしょうか。

この「慣れる」という言葉、いい方にもわるい方にもとることができるものだと思っています。

 

“習慣を身につける”の意味の方ですと、これほど有効なことはありません。実は凄いことを成し遂げている人は、実は「頑張っていない」という話もあります。

毎日時間通りに事を済ませる、少しツラい練習にも体が慣れてきた、毎日少しずつ勉強するクセがついてきた等々、何かをするのが普通になった人は、傍からみるとガンバっているように見えても、本人は飄々とこなしているというのも結構多いものです。ドラゴン桜に『歯をみがくように勉強しろ』というセリフがありましたが、まさにその通り。

習慣化されるまでは時間がかかるし努力も必要かもしれませんが、されてしまえばこれほど強い武器はありません。

 

よろしくない方の「慣れる」は、“諦める”や“ナメる”につながってしまう場合です。

“諦める”は上記の逆ですよね。「自分はこのくらいでいいだろう」と今の位置に満足し、それ以上を目指さないようになってしまう。限界を決めてしまって、それ以上はムリ、と思い込んでしまうことです。人間の成長は永遠に続くものですから、そういった気持ちは早く振り払って欲しいものです。

慣れからくる“ナメる”もよろしくないですね。車の運転でも考えてもらえれば分かると思いますが、慣れてきた頃に事故を起こしやすいものです(私も19の時にやってしまいました)。「もういけるやろ」と思った時こそが、気をつける時期であったり、さらに伸ばそうという欲を持つべき時です。

 

そのためのキーワードを私は“緊張感”という言葉で表してみました。

何でもいいです、「本番」前の緊張した自分を思い出してみて下さい。

「大丈夫だろうか?抜けや漏れはないか?」という慎重さ、

「けどココまできたらやるしかない」という開き直り、

「自分は十分いけるはずだ」という向上心、

そういったものが心に浮かんでくると思います。本番という大舞台はそうそうないでしょうが、日々小さなことをするときにも、そのくらいの心構えでいく気持ちをもてば、いい結果も生まれてくるはずです。

 

などとエラそうなことを書きましたが、実は塾の先生、5月末~6月頭ぐらいは緊張感が途切れる時期なんですよね。

自分にも発破をかけるために、6月のテーマはこれにしているのです。

 

2018-05-25