中野ゼミナールからのお知らせ

今月のテーマ&巻頭言12月

遅くなりましたが、12月分です。

12月のテーマ;『感謝の多い人は すべてが上手くいく。』

チョッとした自己啓発の本に書いてありそうな言葉です。大きな声で言うと何か胡散臭く感じられる場合もありますが、それでも大切なコトですよね。

気持ちも大切ですが、更に「言葉にして伝えよう」と付け加えたいところです。

さらにこの言葉の意味の深部を説明しますと、「言葉を大切にしよう。」ということになります。

中学生のテスト対策や受験生の勉強が山場を迎えているこの頃、やはり、なかなかできない・伸びない自信が無くなってくる、と言った場面が多々あります。そんな時はやはり、愚痴や泣き言を言いたくなるものです。

けれども、生徒さんが目の前でそういったことを言うと、私は出来るだけ「そんなん言うな」と咎めるようにしています。

「言葉は現実化する。」私は結構本気でそう思っています。

例えば勉強中でも「分からない」「出来ない」「覚えられない」なんてシーンは多々あり、時々生徒さんでも大きな声でそう言ってしまう人もいます。しかたない面もありますが、せめてそこで止まるな、と言いたいのです。

「だから、どうしよう?」と考えて、その答えを見つけて欲しいのですね。

「分からない…から先生に聞きに行こう」とか

「出来ない…からもう少し練習しよう」とか

「覚えられない…から書きまくって読みまくってみよう」といった感じですね。

「分からない」だけで(言葉が)止まってしまうと、思考まで停止してしまいます。それが怖い!

すると行動する気も起こりませんから、「分からない」が完全に現実化してしまうのです。

受験生の「滑ったらどうしよう…」も厳禁です(併願校を考える時ぐらいは仕方ないですが)。

私の場合はもっと厳しくて「受かりたい」も厳禁にしたいぐらいです。もし言葉が現実化するならば、

「『受かりたい自分(つまり受からない)』が現実化」しますよね。

「受かる!!」が基本、
究極は「受かったらどうしよう」です。

人間の行動を決めるは「思考(≒心)と言葉と行動」です。

この3つが並んでいい方向にいくようにすることです。

3つを一気に変えるのは難しいですが、言葉だけは簡単に変えることができます。

なにせ言えば/言わなければいいだけですから。

特に受験生の皆さん、もう入試はまもなくです。勉強を頑張るのは当然ですが、言葉も少し気にしてみませんか?

田畑で雑草を刈って苗を植えるように、ネガティブな言葉を刈ってポジティブな言葉を口にしてみましょう。

本気でやってみると、すごく楽しくなりますよ!

それが出来れば精神的にも余裕ができますから、思考も変わり、行動も変わり、そして結果まで変わってくるはずです。

 

2019-12-09