中野ゼミナールからのお知らせ

今月のテーマ&巻頭言11月

遅くなりましたが、11月分です。

11月のテーマ;『自分の不安や不満は、自分で取り除け!』

少し違う話から入りますが、私の「今年に出版されて今年読んだ本、上半期ベスト3」があり、(←注;昨年の話です。)

その1つが『不機嫌は罪である(齋藤孝;角川新書)』です。タイトルで内容は予想できますが…この本を最近再読中でありまして、今、非常に反省しているところです。と言うのも、合宿の準備に追われていたことと、その近辺で珍しく体調を崩してしまっていて、しばらく不機嫌にすごしていた(ことに気付いた)のですね。本当、生徒の皆さん周りの皆さんに申し訳ない限りです。今後は機嫌よくいこう!と決意を新たにしたところです。

 

テストでも何でもそうですが、特に普段やっていることとは違うことをやる場合、“自信満々”にはできないものです。不安になったり、その理由を他に見つけて不満や愚痴を言ったり、そして不機嫌になって他人にあたったり…。人間は感情の生き物ですから、状況次第で、たまには仕方のないことかもしれません。けどやはり不機嫌は「無い」とか「すぐに切り替える」方がいいに決まっています。

この本には、そうなれるような心構えや具体的な行動の方法が、詳しく且つ具体的に書かれていまして、かなり参考になります。ただ、残念ながら、この本を読めば不安がなくなる、機嫌が良くなる、という特効薬のような働きはもっていません。

そのためには、自分で行動をおこさないと出来ないですよね。病院に行ったって、薬をきっちり飲まないと治らないのと同じ。本を読んだり反省をしたりした後、それを行動におこさなければ、直らない・また元に戻ってしまうだけです。

習い事の発表会などをイメージしてもらえると分かりやすいかもしれません。しっかり練習を積み重ねてきた人は、“緊張”はするでしょうが、“不安”にはならないはずです。「ここまでやったんだから大丈夫」となれます。

受験でもそう。入試が近づいてくると「受かるのかな…」と思い始める生徒さんは多いと思います。志望校が決まってくる今頃からは特にそうなりますが、その不安を消すためにはコツコツ勉強する以外に方法はないですよね。「あぁどうしようどうしよう」と言っている暇があったら、単語帳でも音読する方がよっぽどか役に立ちますし、やっている内に不安はスッと薄まってくるものです。

不安や不満(不機嫌も)を消すには、何をすればいいのかリアルに考えて、実際に行動していきましょう。もちろん勉強の面に関して何をすればいいのか分からない場合は、いつでも相談に来てください。

(ベスト3残り2冊は当塾のHPの昨年7/11の記事に。ご興味のある方は是非。)

2019-11-28