お元気ですか、お元気です
先日のTV(確か、大阪W選挙についてだった)で建築家の安藤忠雄が「海外では本当に日本は目立たない」みたいな事を言っていた。だからもっと元気出せ、と。もう一つの番組では東南アジアに進出する‘韓流’商品みたいな特集をやっていた。一時、物議を醸したTVの韓流ブームも、さすがに隠せなくなって国策である事を肯定的に解説するという段階に達したようである。対GNPに占める貿易額の割合では日本は先進国中、相当順位が低い。にもかかわらずGNPの世界順位では第三位(ちなみに韓国のGNPは東京都と同程度!)という事は、日本の経済を動かしているのはほとんど国内市場であるという事。実際、世界で一番口うるさく、鑑識眼を持っているのは日本の消費者。企業からすれば、海外に出るリスクから考えると、国内市場の方が大事だ、というのはごく自然な判断である。だいたい、企業は営利目的の組織なんだから、国内で儲からないなら、誰も何も言わなくっても、海外に出て行くはず。そうならないと言うことは、つまり、元気がないからではなくって、企業の合理的判断からなのではなかろうか。江戸あるいはそれ以前から日本人って、基本的に自給自足を身上にしている民族なのであり、それは今でもそうである、というだけの話なのではなかろうか。
普通に生活しているのに人から「元気出せ、元気出せ」って言われると、あれ?オレって元気なかったのかな?と錯覚する感じが今の日本ではないのか。もちろん、震災の痛手は大きいものの、空前の円高から推すと外国はもっとひどいと言う事じゃあないのか?何度でも書くが、根本的に「グローバリゼーション」を疑ってかかる視点を皆持つべきである。そして、海外で元気だったって国内経済がガタガタなら全くの本末転倒である事(どこの国の事かは想像に任せる)をしっかり認識するべきだ、はっきり言ってそんな国になるより今の方がずっと良い。
ちなみにAKBが海外でも同様のアイドルグループ作りを企画して国家プロジェクトとして動いているらしい。インドネシアにAKBみたいなユニットが出来た、との事。オモロイ!国策としてのK-pop旋風vs日本のソフトパワーの戦い!頑張れAKB!日本のオタク文化の底力を見せつけてやれ!