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国家とは?

我が塾は、かの有名な久世のキリンビール工場跡地のすぐ前にあるのだが、最近いよいよその跡地に残っていた建物の解体作業が始まった。毎日道を挟んで大きなクレーン車みたいなのが、ビルをつぶしにかかっている。何が出来るのかはあまりよく知らないが、やっと地域活性化に向けて動きが出てきたかな、という感じである。
昨日は二つ事件があった。一つは南沙諸島でまた中国が何かやらかしたらしいんだが、それに対してベトナムが早速抗議の声明文を発表していた事。もう一つは国歌を歌わなかった元教師が裁判で負けた事。
近代国家の定義は「領土」「国民」「主権」の三つだが、今の日本では三つとも蹂躙されていて、つまり日本は近代国家の定義では既に「独立した主権国家」ではなく「植民地」でしかない。どんなにうまく言っても「属国」だろう。東南アジアの小国ベトナムの対応こそが主権国家にふさわしいのである。21世紀を迎えて世界は間違いなくある方向に向かっている。それは一般が予想するように「グローバリズム」の方向ではなく、逆に国家意識の復権の方向である。筋書きは簡単だ。一時推し進められたグローバリズムは結局世界を生の弱肉強食の世界に連れ戻したのである。その典型がアメリカであり、次にその覇権を引き継ごうとしている中国である。彼らは他国にはグローバル・スタンダードを押し付け、自国には保護主義(つまり、他国に口を挟ませない)という、ダブル・スタンダードを平気で犯す。
そして、それぞれの国が己の国益を賭けて生き残りを目指すなら、それ以外の小国は当然ナショナリズムの方向に向かう事になる。おそらくそんな歴史的時点で、花咲く「友愛」などと言う事が如何にピントはずれで「近所迷惑」な事か、想像が付くというものだ。
裁判で敗訴した元教師やその支援団体のヤツらは自分が生きているだけで如何に国家から恩恵を受けているのかを忘れているという意味で全くの恩知らずなのである。そんなに国家が嫌いなら年金も保険も一切払わなくって良いから受け取るな。そして、国籍を消して自分たちの大好きな「世界市民」にでもなって生きていけば良いじゃないか。そして年金・保険・税金を払わなければかつての禁治産者のような生活を強いられるだろうが、それこそが世界市民なのだ、と主張しろよ。少なくとも文句だけは言って、貰うものはちゃっかり貰うという態度は教育者ではなくただの偽善者だろう。(憲法が保障する思想信条の自由と儀式で起立国家斉唱する事は全く別物だ。こういう議論を「論点のすり替え」というのだが、この程度のすり替えで裁判を起こして勝てると思うとは、全くヤツらは日本国民の知性を舐めているじゃなかろうか)

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2011年05月31日 14:13に投稿されたエントリーのページです。

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