塾の長期展望をちょくちょく考えている。一つひとつの業務の収支よりも展望の方が圧倒的に重要で私の仕事である。プラトンは「リーダーの仕事とは方向を指し示す事だ」というような言葉を残しているが、正に今の日本は何というリーダー不在の国家になってしまったんだろう。国家の方向性など、とんと聞いた事がない。低能なマスコミの責なのか、何なのか。一般社会では通用しないような輩が一杯いる。こういう点に関してはアメリカは非常に現実的なんだよなぁ。経済こそが問題だとなると、そういう経済の専門家、実績を持っているヤツをしっかり選挙でも担ぎ上げる。何度も書くが、日本では日銀総裁はいまだに東大「法」学部だもんなぁ。これじゃあダメだわ。
さて、なんだか最近サスペンスあるいはミステリーづいている。昨夜も犯罪モノ。「リスボン特急」。フランスの往年の映画というのは画面も綺麗し、映像として流れるテンポが実にノンビリしていてそれが良い。作中、列車で強盗を働く副主人公がトイレで作業着を脱いで身だしなみを整えるシーン。見ているこちらが「早、せえ!」と叫びたくなるのに、しなくても良いのにクシに水をつけて髪を整えることまでやる。何というおしゃれ!まぁ、これがフランス人なんだろうなぁ。主人公ドロンは相変わらずニヒルで格好良いし、C・ドヌーブもまるでお人形さんのように美しい。最後は何とも切なくなる終わり方。犯罪が悪いとか、そういう事じゃなくって何と言うか生きて、愛して、死んでいく「人」って切ないよなぁ。何とも言えないラストシーンである。さすがの私も早送りしなかった。