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2010年09月 アーカイブ

2010年09月02日

○穂ランド・ドライブ!

正直映画を見ながら頭を使うのは苦痛である。他で考え尽くしているので、映画を見る時ぐらいゆっくり寛ぎたい、という事である。ゆえにデビッド・リンチの映画はあまり好きではない。とにかく難しいと言うか、考えないとストーリーを追っかけられない。偶然昨夜見たのがこれ、「マルホランドドライブ」。傑作の誉れ高い作品なので、見てみようかと思った所、第一印象は「なんじゃ、これ~!」という感じだった。何しろ、前半2/3が夢の話、後半1/3が現実、つまり種明かし。でも、人物がそれぞれに錯綜していて途中から一体、何が何やらさっぱり分からん状態。よく、考えるな、感じろ!とか言われるが、そう言われてもねぇ。それに2時間半長すぎ。途中から早送りしちゃった。妖しい世界だから好きな人は好きなんだろうが、私好みではなかった。ナオミ・ワッツは美人であった。

2010年09月03日

赤ずきんちゃん、気をつけて

民主党代表戦である。私はそれほどに詳しく見ていない(当たり前か)が、印象を求められるならこうだ。「もうちょっと、二人とも社会科学の勉強しろよ!」何度も書くが、今の日本で消費税に言及する必然性など全くない。もしかしたら世界中で一番必要ない国の一つかもしれない。寝てるのか、と言いたい。また、沖縄の基地問題。どうして、沖縄だけが1970年まで日本に返還されなかったのか。沖縄の地政学的な問題をどうして勉強しない?現在と1970年と、極東軍事情勢は日本及び周辺諸国にとって、悪くなっているのであって、良くなっているのではない。戦後65年たって東アジアだけはいまだ冷戦状態にある。どのような頭で海兵隊不要論が出てくるんだか、分からない。こういうニュースを見ていると本当、議員になるのにちゃんと試験して頭悪いヤツは政治家にするな、と叫びたい。職業の世襲化自体は私はノーコメントだが、ちょっと本を読めばすぐに間違いに気付くような類の間違いに関してはまさに政治的リテラシーの欠如を感じるのである。つまり、資質がないのだ。どっちになってもダメだわ、こりゃ。
お口直しに約半年ぶり位に小説を読んだ。題して「赤ずきん」。ホラーである。吉村達也も日本では数少ないホラー作家。いくつか読んだ記憶はあるものの、あまり覚えていない。(「初恋」だったっけ?)さて、この作品、ウ~ん、読みやすくテーマも現代風、展開自体は結構強引で、相当突っ込み所満載なんだが、軽く読むホラーとしては水準以上ではなかろうか。適度に怖いし、最後の探検ドライブに行くシーンは結構盛り上がる。ミステリー的な展開とホラーを重ね合わせるとどうしてもこういう風に強引になっちゃうんだよね。このバランスがなかなか難しい。

2010年09月04日

チェルシーホウテルである。

いつの間にやら怒涛のテスト対策期間に突入し、気が付くとあっさり休みなし。ただ、塾企画の勉強合宿も十人を越えて、ちょっとは‘らしく’なってくれるかなぁ。よくみんな勉強しよる。感心する。ウチの塾では基本的には「先取り学習」というのはしないのが原則なんだが、中3夏以降は一気にペースを上げる。(ちなみに中3英語では既に文法カリキュラムはすべて終了している)この半年間にどこまで難易度の高い学習をこなせるか、ここが我が塾のルピコン川であろう。覚悟も準備も出来ている。地元の競合塾などはっきり言って眼中にない。どこまでも自分の物差しで測って合格出来るのかどうか、それだけである。
さて、思い立って、やや地味な映画「チェルシーホテル」を見た。最初はホラー映画だな、と思って見ていてビックリ。サスペンスというか、完全にミステリーになり最後らへんは犯人と事件のどんでん返しの連続。「マルホランドドライブ」に続き、頭が変になってくる。何度も書くが、考える映画は嫌いやのに!でも、見てしまいよくも分からないのに考えてしまうんだよなぁ。女優さん、よく知らないけどなかなかチャーミングだ。ストーリーも実に面白い。本来なら何回も見ておさらいしなければならない所だが、邪魔くさいのでやめ。お勧め。面白いよ。

2010年09月05日

真正のホラー小説

私は自身ホラー小説を書き、見る映画もほとんどはホラー映画、読む小説も基本ホラー小説という生活であるが、実の所、相当に‘怖がり’である。実際、このセンス・オブ・ホラー、つまり恐怖を嗅ぎ分ける感性がなければ上質のホラーとは出会えない。何事も鈍感ではダメである。さて、この数ヶ月㌻をめくるのもおぞましく、かつ、早く読み切りたいという思いで読み続けていたのが、これ、ジャック・ケッチャムの「隣の家の少女」である。S・キングが大絶賛し、今秋DVDも出されるが、何とも鬼畜系の小説であった。これまで怖すぎて読むのが嫌になった本は2冊、「リング」(小説の方が圧倒的に怖い。特に‘井戸’!)「黒い家」(いまだに最後まで読んでいない)そして、それに次いで三冊目となった。物語はアメリカのインディアナ州で実際にあったバニシェフスキー事件にヒントを得て(随所に符合する内容が書かれている)書かれているが、簡単に言うと小さな姉妹が義理の母親に言われない虐待を受け、その虐待がエスカレート、暴行にまで発展、後戻りの出来ない展開になっていく…というもの。どうです?読みたいでしょ?しかしこれがケッチャムの手にかかって緻密な心理・情景描写で表現されると、もう「やめてくれ!早く殺してくれ!」と叫びたくなる。読後もしばらく胸の鼓動が止まらなかった。読後、きっとあなたは昨日までと全く違う世界を眼にしている事になるだろう。それほどに、日常の秩序とは儚いものなのだ。嗚呼、奥さんは嫌がるだろうが、日本のケッチャムになりたい!でも、人にはあまりお勧めしません。エグ過ぎる。

2010年09月07日

リーダーの条件/A・ドロンの世界

塾の長期展望をちょくちょく考えている。一つひとつの業務の収支よりも展望の方が圧倒的に重要で私の仕事である。プラトンは「リーダーの仕事とは方向を指し示す事だ」というような言葉を残しているが、正に今の日本は何というリーダー不在の国家になってしまったんだろう。国家の方向性など、とんと聞いた事がない。低能なマスコミの責なのか、何なのか。一般社会では通用しないような輩が一杯いる。こういう点に関してはアメリカは非常に現実的なんだよなぁ。経済こそが問題だとなると、そういう経済の専門家、実績を持っているヤツをしっかり選挙でも担ぎ上げる。何度も書くが、日本では日銀総裁はいまだに東大「法」学部だもんなぁ。これじゃあダメだわ。
さて、なんだか最近サスペンスあるいはミステリーづいている。昨夜も犯罪モノ。「リスボン特急」。フランスの往年の映画というのは画面も綺麗し、映像として流れるテンポが実にノンビリしていてそれが良い。作中、列車で強盗を働く副主人公がトイレで作業着を脱いで身だしなみを整えるシーン。見ているこちらが「早、せえ!」と叫びたくなるのに、しなくても良いのにクシに水をつけて髪を整えることまでやる。何というおしゃれ!まぁ、これがフランス人なんだろうなぁ。主人公ドロンは相変わらずニヒルで格好良いし、C・ドヌーブもまるでお人形さんのように美しい。最後は何とも切なくなる終わり方。犯罪が悪いとか、そういう事じゃなくって何と言うか生きて、愛して、死んでいく「人」って切ないよなぁ。何とも言えないラストシーンである。さすがの私も早送りしなかった。

2010年09月08日

Led Zeppelin forever!

ビートルズに続き、「ロックンロールの神様」Led zeppelinのボックスセットをとうとう購入した。しめて2万円。12枚のCDセットだから破格のお値段である。復刻版レコードでも何枚か持っているのだが、この際全部揃えようと思って買った。ジミー・ペイジのギターのセクシーなこと。「胸いっぱいの愛を」の出だしのギターの音色!粘っこくてワイルドで、男らしい。さしずめ、「かなわぬ愛」のバン・ヘイレン(最近、車のCMで使ってる)にも通じる。あの音を聞いて私は人生が変わった。そして、私のようなギター小僧は世界中で一体どれぐらいいるのだろう?まだ聞いてはいないが、早く通して聞きたいなぁ。あのcrazy old days!よ。頭は禿げたが心は熱いぞ!

2010年09月27日

これで日本も安心だ!

個人的にも色々ゴタゴタがあり、体調も崩して早3週間である。邪魔くさくなってこのブログも全く更新しなかった。仕事では地元中学のテスト対策から「勉強マラソン合宿(一泊2日で12時間以上、勉強しっ放し!)に今年は十人以上の参加があり、先日秋の特講(我が塾では「秋特(“しゅうとく”と呼んでいる。所謂、土曜講座)がスタート、こちらもまずまずの盛況である。クラス設定目標をこの秋から上げて、頑張っているので実に塾内は緊張感に満ちて、キビキビしていて気持ち良い。
その間、世間では例の尖閣問題がなかなか面白い。日本政府の対応の酷さ、幼稚さも含めておそらく結構多くの国民がこの9月25日には日本の政治の不甲斐なさの心から失望したのではないだろうか。どこの世界に問題がこじれそうな時に切り札を自分から放出するヤツがいる?!こりゃ、舐められるわ。裏でうまく立ち回れば対中、対米問題を大きく好転させる絶好のチャンスだったのに。知らんで!
さて、ドタバタしていた割には相変わらず映画・本は大量に読んでいる。ここに晒すのも邪魔くさい。ほとんど毎日何か読んだり、見たりしてるんだから。その中で、とりあえず選ぶべきはやはり、ホラー映画、「デッドマンズ・プリズン」。B級のゾンビ系である。脚本は非常につまらない(しょうもない場面で長台詞があって、何だか急に理念や思想が語られる。早よ逃げろ!とか言いたくなる)が、映画全体としてはなかなか面白かった。テンポも良いし、切り株描写にも力を入れている。おまけにラストは…ジョージ・A・ロメロへのオマージュか?まぁ、良いんじゃない。誰かが書いてたが、主人公の女優さんが友近にクリソツ。キャサリン!って言う感じだった。

2010年09月28日

20カートン大人買い

色々忙しくしている内にいつのまにかタバコ増税。もっと他にやらなアカン大事な事があるやろぅ!と言う思いが強い。しかし、ここは大人になって、大人の対応をしよう、という事で、20カートン一気買いした。結構な量である。生徒に話していたらこぞって、「アホや!」とか「そんなお金があるんやったらジュース奢って!」とか言いたい放題だった。おかげで粗品の量も半端じゃなかった。ソース・醤油・お茶・マヨネーズ・ケチャップ・缶詰・サラダ油などあらゆる景品を一気にもらって得した気分である。ところで、もう一度書く。一体、憲法に保障されている個人の趣味嗜好の自由は一体どこに行ったんだ?人間には健康になる自由もあれば、健康などほっておいて不健康を享受する自由もあるのである。そして、自由とは本来、そういう事なのだ。今ツベコベ言っている中国とは根本的に違うのである。(ちなみに、中国って、要するに北朝鮮と同じ政体の国でしょ?どうして、話し合いで解決出来るとみんな思っているのか私には分からない。相変わらずKYのポッポが「私なら中国と話し合いが出来た」みたいな事を一人で言っているらしいが、そんなに偉そうに言うなら拉致問題を解決してみろよ。北朝鮮のバックに中国がいる事なんて丸分かりだし、解決しない根本的な原因は中国にこそあるのもはっきりしているじゃないか。下らん人間だ)皆「自由」の価値を何だと思っているんだろう?私には分からない。
ところで、最近ハマッているのがこれ。星野之宣は「ヤマタイカ」で衝撃を受けた作家であるが、これは民俗学者宗像教授の活躍を描いた漫画。例によって、一気に大人買いをしている途中。面白い。

2010年09月29日

逆説シリーズやっと出たか

昨夜は思いついてpick upにお邪魔する。ママさん(同級生)と3時間ぐらい、色々と話した。人生について、仕事について、音楽について。お酒を飲みながらの楽しいひと時であった。開業からの年も我が塾と同じ。良きライバルとして刺激し合い続ける事になるだろう。私も負けていられない。
ところで、病体の最中、待ちに待った「逆説の日本史」文庫シリーズの最新巻がやっと出た。もちろん、一気読みした。今回は江戸時代初期。相変わらず著者の視点は面白い。全体を通じて浮かび上がる‘日本人とは何か’という問いが何ともスリリングだ。最近はご無沙汰している「ローマ人の物語」もだいぶ巻が進んでいるようなので、こちらも追いかけたいものだ。嗚呼、勉強がしたい!

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