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2009年05月 アーカイブ

2009年05月01日

草なぎ騒動の教訓;社会の寛大度

何とか草なぎ剛氏も不起訴が確定したようで、一段落しそうである。私が今回の一連の事件その他について思った事を書く。
まず、草なぎ氏についての一般の同情意見が90%を越えている事に関しては非常に安心すると同時に日本でもやはりまだコモンセンスの力は十分に残っている事が判明した。決して日本は腐ってはいない。何度も書くが、酔っ払って裸で騒いで警察沙汰というか公然わいせつ罪だ、と騒ぐのは人間的に異常なことだという、至って真っ当な常識を皆で確認したという事か。
それに反して、「人間のクズ」発言は改めて日本の政治家の質の低さを明らかにもした。酩酊状態の中川氏の問題も含めて、おそらく今の政治家は我々国民の常識をおそらく共有していないと感じざるを得ない。その後の発言撤回もその内容を聞くと、おそらく自分の発言に関する何がどう問題なのか、判っていないと思われる。本当にヒドイ話だ。
そして、もう一つはマスコミ。視聴率ほしさにどうでも良い事を騒ぐというその低俗な本性を如何なく発揮していた。マスコミもまた我々国民の常識とは明らかにずれている。
今回の騒動は日本社会の許容度を試す良い事件だったと思う。道にはずれたり、度を越したり、ミスを犯したり…。人間は日々そうした中で成長していくものなのだ。失敗を許さない社会に発展はない。そういった社会の寛大さに関して、政治とマスコミが敵対している事が、はっきりとしたのである。
何とも困った事である。

2009年05月02日

紋次郎;アウトローの生き様

昨夜、TVで江口紋次郎が放映されてビデオに取って見た。以前市川昆監督の追悼の際にもこのブログに書いたが、私は木枯らし紋次郎がとにかく大好きである。無宿渡世人という立場で旅し続け、決して身の丈以上の正義を語らず、他人の善行にも悪事にも深入りしない。淡々とあるがままに生き、黙って死んでいく。こういう紋次郎の生き様は小6当時(だったと思う)の私の憧れであった。今時流行りの「愛」を語らないのも良い。以前の中村敦夫は一世一代のハマリ役だったが、江口洋介はさてどうだろう?上背は合格。(紋次郎はとにかく背が高い。ちなみにクリント・イーストウッドも190cmある)顔は…やや頬がふっくらしているかなぁ、毎日野宿して暮らしているにしては。イメージではやはりオオカミなんだがなぁ。
まぁ、それにしても往年のファンに応えるべく中村敦夫は特別出演していたし、テーマ曲はやっぱり「誰かが風の中で」だし、ストーリー展開も間違いなく木枯らし紋次郎だった。シリーズ化してくれれば良いのだが…。

2009年05月09日

悪戯もほどほどに

これまたB級サスペンス、「血のエイプリルフール」のリメイク版。どこの国でもB級レベルの映画となるとこういった二番煎じのオンパレードとなる。‘リメイク’というと聞こえは良いが、つまりパクリ。私は元の映画の記憶はないが、ほとんど3分の1程度でオチが読めてしまうレベル。まぁ、ベッピンで若い女の子が一杯出ていて、若い男優も格好良いという、それだけが売り物の映画。だからどうしたっていう感じ。

2009年05月11日

死霊の罠;カルトホラー

日本初の和製スプラッター映画という事で前から見たかった映画。ダリオ・アルジェントを髣髴とさせる展開とその映像、音楽どれもなかなかなもの。ホラーならではのオチもしっかりあって、大変好感が持てる。若き日の島田紳助が出ていてびっくり。殺戮場面もしっかり作り込んである。一般のレンタルでは出ていないと思われるが、僕的にはお勧めである。

2009年05月12日

ホステル2は痛々しい

流行の痛い系ホラーの代表作「ホステル2」を見た。と言っても、「1」を見ていないので(というか見れなかった)、今回は学習して2倍速の早送りで見た。ちょっとは、痛々しさも緩和されるかと思ったが、内容はなかなか良かった(ようだ)。サスペンス感も拷問の緊張感もなかなかのものだった(と思う)。伏線の張り方もうまいし。それにしても、あんな殺され方はイヤだなぁ。知人が「絶対、世界にはああいうことってあると思いますよ!」と言っていたが、はっきり言って僕はないと思う。(当たり前か)

2009年05月16日

都雅都雅ライブ;at last!

一週間、体調を崩して、風邪と指痛(ギター弾き過ぎ!)で悩まされ、あまりこれと言ったことのない週だったが、時間は無情に過ぎて、いよいよ明日は夢の都雅都雅ライブ。完璧とは決して言えないが、まぁ、自分としては満足行く程度には練習も出来たと思うので、あとは本番で楽しみましょう。それにしても、つくづく楽器演奏って奥が深い。このライブに備えて、MSGの「armed and ready」のソロをそれこそ既に何百回と練習し、何とか‘らしく’弾けるようになって、それでもまだ満足出来ない部分がある。(ピッキングのタイミングとか…)つんくじゃないが、まさに凡人というのは、何百回も同じ事が出来る人。そして、それだけは私自身、自慢出来るところ。
ところで、明日のライブでは珍しく格好も決めてやる。「アルプラザ中野」の名に相応しく、格好良く、セクシーに決めようというのが目標。それでは、夜露死苦!

2009年05月18日

20年ぶりの夢がかなった!

昨夜は祇園のlive&bar主催の「オヤジバンド合戦」に参戦して参りました。素人バンドとしては夢の都雅都雅でのライブという事で、とても緊張・興奮様々な思いを抱いてのライブでした。とにかくギターの腕を上げるべく日夜努力の甲斐あって、昨夜は本当にほとんど思い通りの演奏も出来たし、後で周りの人々に聞いていも凄い!というより、驚きに近い感情を持っているような感じでしたねぇ。
まぁ、これでアルプラザ中野としては一歩レベルを上げられたかと思いますので、これからはますます、ロック伝道師としてHR/HMの道を追求していきたいと思います。
バンドメンバー達にも感謝、感謝です。これからも夜露死苦!

2009年05月19日

東京残酷警察;おもろー

B級アクション・ホラー系の、まぁ傑作ではないだろうか。「映画HIHO」で宣伝が出て以来、心待ちにしていたが、やっとレンタルで見れた。血しぶき度は半端ではない。間に挿入される(未来の)変てこりんなCMが笑けるし、展開も良いと思う。(途中、ややだれるが)ストーリーもぶっ飛んでいるのやら、ちゃんと筋が通っているのやら、よく分からないが、画面のパワーに圧倒されて、細かい事はどうでもよくなってしまう。和製グラインドハウスが好きな人にはお勧め。

2009年05月20日

走るゾンビは怖いわ!

ロメロの「死霊のえじき」だか何だかのリメイクらしいが、元を知らないので、普通に見た。それにしても、ジャケットに写っている女優さんが可愛いだけで、レンタルDVDでも随分待たされた。まぁ、実際可愛いとは思うが、役柄的にはどうだか、今一つしっくり来なかった。ストーリーはこの手のゾンビ物の定番で正体不明の疫病が蔓延し、突然町一つが一夜でゾンビだらけになるというもの。それは実は軍の秘密兵器実験の細菌兵器が広がってしまったものだったのだ、みたいなノリ。走ってくるゾンビは怖いけれど、基本的にどうしてアングロサクソンはこういうゾンビ物が好きなんだろう。やはり肉食系だからだろうか。期待していた程ではなかったなぁ。

2009年05月24日

人間、この不合理なるもの

以前読んだ「ヤバイ経済学」以来、行動経済学には非常に興味がある。それはこれまでの古典経済学における「合理的人間」観にこの新しい学問分野が修正を強いているからである。現代の世界は我々個々人の思惑に関わらず「近代モダニズム」の世界なんだが、それに対する綻びがそれこそ百年近くもかかって拡大している。二十世紀というのは詰まる所、そういう百年だと思うし、現在二十一世紀においてはもう少し人間は「賢く」なってきつつあるかと感じる所があるので、この学問分野に対する注目はますます大きくなるのではなかろうか。我々人間の不合理性の実態とその限界(無制限に不合理なのではない)をしっかり見極める事は経済学的にも哲学的も非常に有意義な事であると思われる。やや冗長な作品であるが、一応お勧め。文体は非常に読みやすい。

2009年05月25日

怨霊の国;日本

とても不思議な本である。日本の歴史を天皇ー怨霊を通じて解き明かした本ということになるのだろうが、ここには封建主義も元寇(一度だけ書かれていた)も、信長・秀吉も出ては来ない。何故なら、朝廷の没落(つまり、幕府の成立)自体が、崇徳上皇の祟りであって、その祟り自体は明治維新まで続くから。霊感のある人が突然、これまでの常識と思われていた事に対して、「いや、実はそれはね、…」みたいに種明かしするという感じ。理解は出来るが、納得は出来ない。これは私自身の頭が既にモダニズムに毒されているという事なんだろうか?少なくとも、事実を積み上げた歴史が全く相対的なものであって、井沢がよく言うように、宗教という面からの歴史研究を我々はもっと積極的にしなければならないという感は否めない。書いている間にも多くの怪異現象に見舞われ、この本自体既に本屋の店頭には置いていない。どういう事なんだろう?これも崇徳上皇の祟りなんだろうか?

2009年05月26日

ライブの写真upしました!

都雅都雅ライブから早一週間。塾では各中学の定期テスト対策が始まり(新型インフルのおかげで高校の行事が一週間遅れ)、毎日ドタバタしている。あの興奮から醒めつつも、ギターの腕や指の硬さを維持するためにギター練習は継続している。が、まぁお遊びで買ったのがこのDVD。若き日のマイケル・シェンカー(当時二十歳そこそこ)の勇姿を見ながらそのギタープレイに改めて惚れ惚れしている。アグレッシブかつ流麗。こんなギターが弾けたらなぁ。いまだ夢見る四十九歳である。
ところで、ライブの写真をやっとHPにアップした。「行事アルバム報告」(だったかな?)に掲載されているので是非ご覧下さい。

2009年05月28日

ニューヨーク1997どっかで見たような…

ちょっと気分を変えて、ジョン・カーペンター監督のSFの古典的名作という事で見た。実際、今のアクション映画のテンポを期待すると、どうもかったるいなぁ、という感じではあるが、(まぁ、24時間のタイム・リミットや大統領救出などやや設定に無理があるのは否めない)当時のカーペンターの低予算B級映画作りの手法から考えると、非常に良く出来ているというべきだろう。いくつかカスタマーズ・レビューにも書かれているが、主人公のスネークのキャラクターが実に反骨精神旺盛でアメリカ人好みであろうというのもあるし、最後まで楽しませてくれる。古いなりにも良い映画を見たかな、という感じだ。それにしても、マンハッタンを監獄島にして囚人を放り込むって、どっかで聞いたようなストーリーと思っていたら、…私が書いた「狂気の島」と同じ設定じゃん!

2009年05月29日

この経済不況は決して自然発生的なものではない!

世間では北朝鮮関連で不穏なニュースが飛び交う毎日だが、先日本屋で目に留まって即買い、即読み。驚天動地の内容だった。ソ連崩壊以降、今回のリーマン・ショックにより実質的に西側、つまり自由主義経済陣営も崩壊したと作者は捉える。つまり、20世紀前半に対立構図として生まれた社会主義vs資本主義(自由主義)が結局両方とも崩壊したという事だ。欲望の野放図な解き放ちと、自国に甘く他国に厳しいそのダブル・スタンダードな施策は日本にいる我々はあまり気付いていないが、もしかしたら既に世界中から白い目で見られる存在なのではないか。そして、現行日本で行われている「投資ブーム」自体がアメリカウォール街の巨大な陰謀に見えてくる。(目的はもちろん、潤沢な日本の個人貯蓄をアメリカに還流させるため)一通り読み終えたのち、再度読み直して自分の頭にもう一度叩き込むつもりをしている。私にとって間違いなく、この09年度上半期最大の衝撃作である。しばらく広瀬隆を読み続けよう。

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