創業2年目の上半期を無事終了しそうです。先日、同級生に会いに行くとしみじみ「中野、40過ぎると人生に前向きか、後ろ向きかの差がどんどん広がるなぁ。」と言っていた。私自身45歳で会社を辞めてから、残っている連中の事を考えると同じ思いがする。「男は40過ぎてからが勝負。それまではずっと修行期間や。」これは私の言葉。孔子様も同じような事を言っている。ここまで来れたのはすべて運のような気もするし、実力のあったような気もする。ただ、今となってはそんな事はあまりどうでも良い。小林秀雄の言葉に「人は様々な真理を学ぶことが出来るが、唯一納得できる真理はただ一つだ。」というのがある。私の人生の真理は事業の成功の延長線上にはおそらくない。会社はほぼ純粋に社会的な責任と教育的な貢献のレベルの問題である。それでは、私の人生の真理は何か?私にはそれが分かっている、という確信がある。そして、それだけで十分なのだ。あとは日々目の前のすべき事をしっかりやり続ける事。
人生は勉強です、勉強しましょう。愚者は経験に学ぶ、賢者は歴史に学ぶ。三十になるまで私は本当によく勉強した。それこそ古今東西の哲学、宗教、歴史、社会学、文学、心理学、経済学、法学、自然科学、あるとあらゆる学問を読み漁った。それらは私に何一つとして資格を与えてはくれなかったが、おかげで私の心は人並みはずれて豊かになった。
前職の後輩が「中野先生は星雲のような思想を持っている」と言って褒めてくれた事を覚えている。彼は大学で哲学、民俗学を主として学び研究者になろうとしていた。英文読解の文章で「語彙力と人生の成功には相関関係がある」というのがあった。よく分かる。ほとんど誰にも認められなかった三十年、社会から引きこもりながらも私は自分の道を進んで来た。そう考えると、やっぱり運なのかなぁ?