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2007年02月 アーカイブ

2007年02月01日

適当論!

高田純次が好きだと書いて本屋に久しぶりに行って見つけた。彼のオヤジギャグセンスが好きで、TVでもよく見るが、何と言うか苦笑というのが正しいのか、笑ってします。彼以外には爆笑問題のファンでもある。それから関根勤(ちなみに彼はトレマフィルムの伝説のホラー(?)悪魔の毒毒モンスターシリーズの2作目、「悪魔の毒毒モンスター東京へ行く」に出演している)とその娘。
以前にも書いたが、「笑い」というのも恐怖や狂気とともに秩序の解体のパワーを秘めている。私は小説ではホラーしか思いつかないが、教師としては「笑い」には結構こだわっている。面白くなければ人生じゃない。まあ、軽く読めるのでお勧め。

2007年02月02日

1980年代の光と影

1989年「一杯のかけそば」というファンタジーがマスコミを席巻した。しかし、その後この物語がフィクションである事が発覚し、マスコミは一斉に作者をバッシングする。私は当時世間から離れてというか、興味なく生きていたので、細かい事はこの本で初めて知ったが、これって例の納豆バッシングと構造が同じだと気付きますか?誰が実害を受けた訳でもない(納豆業界には痛手だと言われるが、その前の週には売り切れ殺到だったんとちゃうの?)、どう考えてもバッシングするほど犯罪的な事ではない。ただ、「裏切られた」みたいな実にジメジメした感情が背景にあるのは、まさに日本ならでは!昨日読み始めたばかりなので、もう少し整理するが、色々考える材料には良い本だ。私の、時代に対する違和感の根拠を教えてくれる。但し、作者の主張には私は賛成しないけど。

2007年02月03日

1980年代の光と影 2

前回紹介した講談社現代新書の「若者殺しの時代」の続き。私自身、作者とほぼ同時代を生きてきて、書かれている項目は当然すべて分かる。ただ、こういった社会科学的な本が主張しようとする生き方指南にはどうも付いていけない。理由は簡単で、現実はそうシンプルではないからである。例えば、「若者」って一体誰?携帯電話によって何か大きなものを失っているのははっきり言って少数派でしかないと私は思う。大半の人々にとって携帯は例えば洗濯機が便利になったということの延長線上の出来事でしかない。絵に描いたような恋愛ドラマに憧れるのは、一種の新興宗教にのめり込むタイプの人だけである。時代は劇的に変化したが、人間が劇的に変化した訳ではない。そう見えるのは、その人の立ち位置の問題なのだ。こういった本を読むと、唐突だが、渡辺美里の「born to skip」の歌詞を思い出す。「良い時代じゃないと、囁きかける人たち。僕たちは皆、この時代しか知らない。」いつの時代にも個人の一回限りの生は有限なのだ。様々な条件の変化・進化はあっても、人としての悩みのレベルがそれで変化することなどありえない。ゆえに、この本を読んだ最終の感想はこうだ。「逃げる必要なんて全くない。別に殺されるなら殺されれば良い。社会に生きるとは、昔からそういうことだったのだ。」
まぁ、時代の考現学としては意味があると思うが、それ以上の価値はあまりなかったなぁ。

2007年02月05日

ゾンビ物、と言って良いのか?

久しぶりに観ました、意味不明のZ級ホラー。ゾンビ映画のパロディーのつもりか、結果的になってしまったのか知らないが、これは酷い。タイトル・ジャケットには関係なくゾンビが襲ってくるのは最後の10分だけ。あとは何というか、形容のしようがない。あまりにもチープじゃないか!出てくるキャラも無意味に濃い。方言バリバリの姉ちゃん、そのオカマの彼氏。不倫中の医者、不倫相手の旦那。どれも、全く必然性に欠けて濃い。あまりにもムゴい二番煎じである。私は全編二倍速で観たが、それでももったいない時間だった。

2007年02月06日

やっと完成!

昨夜やっと小説の原稿が完成した。ここ数日はクライマックスに不満があって悶々とした日々を送っていたのだが、内容にはほぼ満足している。この処女作は今年8月上旬に刊行されるので、これからは編集作業と言う全く未知の世界に足を踏み入れる事になっていく。いずれにせよ、良い経験が出来た。あとは、作品が売れて映像化と言う私の本願が叶うことを願うばかりである。やれやれ…。

2007年02月07日

いま、殺りにゆきます

今年のミステリー大賞を受賞した平山夢明の作品。流行の「新耳袋」のようにショートショートを散りばめ、都市の恐怖を見事に書いている。実際、痛そうで、かつ怖い。ホラー小説として読むにはやや無理があるものの、その怖さは尋常ではない。それにしても、この狂気は一体何なんだろう?大都会が人を狂わせるのか、平和が人を狂わせるのか、フィクションとノンフィクションの境目に位置しているような、この感覚は実に不気味だとしか言いようがない。ホラー好きには勧める。

2007年02月09日

アンフェアじゃなくって、推理小説

秦建日子氏の「推理小説」(TVの「アンフェア」の原作本)を読んだ。非常に面白かった。ほとんど昨日から一気読みした。実を言うと私はほとんど小説を読まない。もう十数年前まではよく読んでいたんだが、ある時から急に読むのが億劫になって、それ以来、評論系は大量に読む割には小説を読んでいなかった。ペースもおそらくやたらに遅い。自分が小説を書くようになってからそれでも読まな、と思いつつも読まなかった。基本的には日本にはホラー小説のしっかりした土壌があまりなく(近代以前にはあったはずなのに)いつの間にか、ミステリーが席巻してしまった感がある。こういったエンターテインメント・サスペンスがもっと増えてくれれば良いのだが。ところで、これを読むと主人公のキャラクターが実に面白い。続編を待ち望まれるのも無理はない。お勧め。

2007年02月10日

欲ばり過ぎる日本の教育

タイトルに魅かれて買ったが予想以上に面白かった。日本の教育改革のズレに関する指摘、無意味の教育熱(ほとんど煽動・洗脳のような中学入試・小学校の英語教育熱)に関して、冷静かつ科学的に批判している。私が読んだ感想はこうだ。どうして、日本人はかくも自国に自信を持たないのか?おそらく、政治も経済も教育も治安も今の日本においてすら結構良い線行っているはずなのだ。そうでなければ、こんな小さな島国でGNP第三位なんてありえないだろう?もっと、自分たちの良い点を自覚的に掘り下げ、進化させる努力をすべきではないのか?どうして、改革など必要なんだろうか?
多くの教育本は筆者のイデオロギーと外国崇拝から自虐的な視点がまずあって、(つまり議論する前に答えは決まっている、今の日本はダメだ!)それに都合良く論を展開するという、はっきり言って幼稚な本が多い中、この本は実に考えさせられ、面白かった。是非とも買い、である。

鉄柱~クロガネノミハシラ~

以前このブログでも取り上げた「白い部屋で月の歌を」所収の「鉄柱(クロガネノミハシラ)」を読んだ。何だ、この虚無感は!まるで、ゲーリー・オールドマンが出た「蜘蛛女」だったかを観た時のような何とも言えない虚脱感、空虚感が漂う。この作品のムードは素晴らしい。私には決して書けないが、とにかくスゴい。こんなんだったら、もっと早く読んでおくんだった。お勧め!

2007年02月12日

これだから精神分析は学問じゃないんだ!

もうひどい内容。様々な週刊誌からネタを集めて精神分析した結果はやはり予想通りだった!どうして本にしたのか、意味が分からない。母子密着が犯罪をもたらすのではなく、母子密着の中でもなぜこの事件が犯罪にまで発展してしまったのか、という詰めなくして学者が学問をして人様からお金を頂く意味などない。こんなの誰でも書けるぐらいにレベルが低い。読者を舐めている。

2007年02月13日

これはスゴい!冤罪の恐怖

事実は小説より奇なり。冤罪を扱ったこの本は衝撃的である。「殺人教師」と言われた教師が実は、無実であるらしいという言うなればそれだけなんだが、自分がこの主人公の立場に身を置く事を考えると、そりゃ、下手なホラー小説よりもよほど恐ろしい。登場するクレーマーの保護者は、一体何なんだろう?一種のサイコパスではないだろうか?最後には無罪を勝ち取ってややホッとするものの、何とも後味の悪い話である。ちなみに教育者は必読です。

2007年02月14日

バレンタインの日

今日は世間ではバレンタイン・デーだが、京都の中3生にとっては公立適性検査の日。我が塾には現中3生がいないので、ほぼ二十年ぶりに静かな入試日を迎えた(通常は入試会場に激励のために行く)。いつの間にやらHPも1000ヒットなので、まあ、悶々としながらも順調と言うべきか。早や四ヶ月である。一般の個人経営者たちと同様、寝ても覚めてもお金の事を考える一方で、運営それから生徒個々人の適性を担当の先生方と話し合い、オリジナル・プリント創りに勤しむ日々である。誰にも指図されないという、この無上の喜びは変わらないが…。
今年はいよいよチョコレート0個だろうなあ。今日の授業は高校生の男子2人だけだし…。これも何十年ぶりだぜ!

2007年02月19日

ザ・コテージ

ゆるいJホラー。ストーリー的には面白くなるそうな気配はあるが、中途半端に映像化したものだから、結局突っ込み所満載になってしまった。携帯は通じるのか、通じないのかとか、安田美沙子だけ何も知らないというのが、ちょっとご都合主義だし、出来ればもう一ひねりほしいところ。だが、全体としては一応楽しめたかな?

やはりスゴイ!竹田現象学入門

長い時間をかけてやっと読み切った。様々な社会問題に対してどうしてこうも話の分かる人が少ないのか、という自分自身の苛立ちの根源がようやく言語化された気分だ。私の頭には事実学がない、というか、興味がないのだ。「格差」と人は言う。でも、その中に生きる私にとってはそんなことはどうでも良いことじゃあないか?格差があったら何だ?それで、自分の政党に一票を入れてもらいたいというアピールなのか?マスコミには言論の自由はあるのか?僕はそんなものないと思う。理由は簡単で、自由それ自体には何の意味もないからだ。多くの政治不信やマスコミ不信にこそ、私が共感するが、実は多くの人達が、自覚しているか否かの差はあれど、これらのことに気付いているのではないかと思うことがある。彼らが思っているほど我々は馬鹿じゃない。この本が様々な分野に援用されて、日本ももう少し知的な論争が楽しめる国になれば良いのに、とつくづく思う。絶対、お勧め。

2007年02月21日

早や5ヶ月か!

退職してからほぼ一年が経過する。独立してからでもうすぐ5ヶ月。今週末からはいよいよテスト対策授業がスタートする。(これも一年ぶり)何やかやと言いながらHPは1100ヒット。まだまだ、軌道に乗ったとは言い難いにせよ、ともかく展望が見えつつあるのも確か。つくづく、会社起こしも精神力の勝負だと思う、今日この頃。お山の大将にならないよう自戒しながら、一歩でも前に進む行動力を持ち続けたいものだ。
ところで、出版社の編集担当の話をし、私の送った第一原稿がそのままスルーした。(つまり、修正箇所なし)あとは誤字・脱字のチェックだと。思いながら、本屋でこんな本を見つけた。「刑務所の民営化」をテーマにしている。一瞬、びっくりしたが、内容・展開・ジャンルが全く違うのにホッとした。今、読んでいるが、とても長い!大変だ!

2007年02月23日

アサルトDって何?

刑務所に閉じ込められた状態で、悪魔が降臨。生死を賭けたサバイバル・ゲームが始まる、って書くと、それなりに面白そうなんだが、なんだか、ゆるい作品だった。エグい場面も結構あるし、逃げる時にはサスペンスもあるのに、…やっぱり脚本かな?囚人の人物関係がイマイチ、リアリティに欠ける。台詞で説明している、モンスターのメークがどうもドロドロしすぎて…など。まあ、好きな人以外は見なくても何の支障もない映画だ。それにしても、アメリカのB級モンスター映画ではどうして女性主人公は場に似合わずハキハキ、ペラペラしゃべるのかなぁ?自信たっぷりに。これもお国柄か?

ヤフーでも検索topでhitした!?

いよいよ、我が塾でも明日から本格的な中学生向けのテスト対策授業が開始される。(おお、一年ぶりだぜ!)頑張りましょう。ところで、グーグルでは以前から「中野ゼミナール」で検索すると、トップに出てきていたのだが、今日気分でヤフーでもやってみると、topでhitした!ちなみに「中野ゼミナール」で11万9000件もhitする内の一番。それがどうしたって言う感じだが、お知らせしておきます。
今年もライブやるよ!(出版記念を兼ねて一回とクリスマスに一回)キャンプ行くよ!(無人島には絶対行く)ツーリングも行くよ!(近場で日帰り)海も行くよ!(真っ黒け!)「遊ー学ー業→夢」に向けて、走るよ!

2007年02月26日

アンバランスなバランスの国、日本

昨日深夜に亀田弟のボクシングを観てて、いやはや強いなぁ、サヤカに花束もらってた。彼も世界タイトルを狙って行くんだろうと思うと、何だか日本人の懐の深さについて考え出した。先日、田原~の朝まで~で、タイトルが「日本をダメにした~」だったが、女性パネラーが「日本はダメじゃないから、このタイトルがダメ。」みたいな意見を言ってて私は賛同していたので、それと合わせると、やっぱり日本という国はスゴイと思う。もしも、ここがアメリカなら、同じ事やってても、絶対「アメリカをダメにした~」なんていうテーマで議論なんてされないだろう。つまり、自己卑下、自虐、こそが日本人の悪しき国民性なのであって、事態に深刻な問題など実は何もない、というのが実態なのである。教育問題にしても然り、治安にしても然り、文化にしても然り、格差社会にしても然り。すべて、一部マスコミの自虐的な視点が生んだ捏造的な問題点だというのが、今の私の意見だ。日本人よ、もっと自分を自覚し、このアンバランスな日本的バランスを楽しみましょう。

なんか、ピントがずれているなぁ!

最近、こういった心理学関連から現代の子どもの問題を捉える本をいくつか読んでいるが、どうも内容に納得が出来ない。タイトルからこの本も買ったが、最初からあの奈良の放火して母妹を焼死させた高校生の話が出てきて、「特殊例でないことをないことをまず知ってもらいたい」だって!これが特殊じゃないのなら、もうとっくに日本は滅びているよ!この人は不安になって学校をサボったり、先生に反抗したりすることと、家族を皆殺しにすることが同列だと思っているんだろうか?
副業関連で私は犯罪心理系の本もよく読むが、少年が殺人つまり刑事事件を起こして原因を社会や何かに見るのは日本だけだって書いてあって成程と思った。これをどう見るべきなのか?つまり、それ程に、日本人の規範意識というのは低いというべきなのか。いや、こういった学者の規範意識が低いだけか。現実に生きる生徒たちと格闘しながらも、導きの手を決して諦めない全国の多くの“先生たち”からもっと素直に学ぶべきではないのか。
はっきり言うが、不安と犯罪の間には明確な因果関係などない。ニートや引きこもりは犯罪でも何でもない。根本的に問題の立て方が間違っていると思うんだが、皆さんはどうだろう?

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