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2006年11月 アーカイブ

2006年11月01日

一番好きな映画

フランス映画ついでに、僕が一番好きな映画を紹介します。「ラムの大通り」ブリジット・バルドー&リノ・バンチェラ主演、ロベルト・アンリコ監督。この大人のラブ・ロマンスの切ないこと。僕は予備知識なしに「なんだ、コメディか」みたいなノリで観ていてびっくり。ラスト5分くらいで涙が止まらなかった。先の「冒険者たち」と並んで胸が締め付けられる。「ああ、人生っていうものは」というのは、イギリスの短編小説作家キャサリン・マンスフィールドの「園遊会」の台詞だが、こういう映画を観ると、ヨーロッパって凄いなあ、と思ってしまう。ハリウッドでは絶対作れない作品だ。青春、万歳!

四方山徒然ウダウダ早蕨談

我が家は現在3人と1匹家族である。奥さんと娘(那奈;現在六ヶ月、今朝も何かを叫んでいたが、解読不明)、ネコのミー(オス;友人から貰い受けた生粋の雑種。二歳になりかけ)と僕。最近までミーは旅に出ていて季節が涼しくなって帰ってきたというか、家の近くにいるのを捕まえたという状態で、ほとんど野性に戻っていたのがここ数日でやっと以前のように僕の膝の上で寝るようになった。(何を勘違いしているのか、奥さんによると、僕を母親(?)だと思っている仕草をする)娘はというと、僕の腹太鼓がお気に入りで泣くとビール腹を見せて叩いて見せると泣き止む。おかげで、こっちは寒い日でも赤くなるまで必死で腹を叩くわけで風邪気味だ。まあ、それでも、泣き止んでくれるだけまだまし。最近は何だか、冷たい目で僕を見上げるようになった。悲しい。あ~あ、家で居場所のないお父さん族に、僕もなっていくのか。きっと、僕を「汚い」とか「親父」とか言う時がやってくるんだろうと思うと、暗澹たる気持ちにさせられる。
ところで、12月23日祝日、毎年恒例のクリスマスライブです。空けといて(って、誰に言ってるんだ!)知らない人のために言うと、僕が出演(ギターで)します。

2006年11月02日

遊牧民族が鍵を握る!

先日、生徒と話している時に思い出したのだが、聖徳太子は正式名を「厩戸皇子(うまやどのおうじ)」というが、この名とナザレのイエスにある共通点は一体何を意味するのだろう?偶然にしてはあまりにも出来すぎてはいないか?①旧宗教を改革して新宗教を広め、②「厩」で生まれた。実は日本という国が我々の想像以上にパレスチナ情報に明るかったことを物語ってはいないだろうか?前の疑問とともにこれも宿題である。ところで、最近読んでいる歴史書はこの杉山正明氏の文庫。歴史好きには是非お勧めしたい。前回と今回のヒントはタイトルにあるように「遊牧民族」。我々が学んできた歴史が根本的に覆される日も近い(わけないか?)

2006年11月04日

ライブに行ってきました!

我が同期が祇園でstudio&barをやっていまして、そのお店主催のインディーズライブがMOJO(四条烏丸のライブハウス)で昨夜行われ、行って来ました。素人からそろそろプロ、出来ればメジャーデビューを目指そうとしている若いミュージシャンのライブは、聴いているこちらまで元気になりますし、音楽的至高体験を十分に感じられるなかなかのものでした。最後は「モンキーマジック」で会場大盛り上がり、ああ、やっぱ、ロックンロール・フォーエバーでしょう!

僕もみんなと同じ音楽への熱い想いをいまだ燃やし続ける。これからも。そういう決意を新たにした、経験でした。これから機会があれば、そこで出会ったインディーズの応援をしていきます。

乞う、ご期待!

2006年11月06日

茨城に続いて愛媛でも高校の校長先生が自殺をしたらしい(原因はまだ分からないが、おそらく例の履修漏れらしい)。現在の教育界を席巻する「負の連鎖」はしばらく続きそうだ。生徒が犯罪を犯すと「命の大切さを訴える」と主張する大人が一方で、指導要領通りの指導をしなかった事で(簡単にではないんだろうが)自殺する。これでは一傍観者として見ても、今の社会が命を大切にしているとはちっとも思えない。

本当に命が大切なら、這いつくばってでも生きるべきだし、命よりも大切な「何か」があると信じるなら(それが名誉なのか、地位なのか、知らないが)子供にもそう教えるべきだ。そして、この社会全体のダブル・バインド構造こそが現代の子供たちの問題のすべてとは言わないまでも大半の原因であることを認識すべきだ。

そこでのマスコミの(原因を作った)責任はあまりにも重大だ。マスコミこそが、現代社会の無責任の構造を生み出している原因だ。

何度でも書く。子供たちの叫びを聴け。問題解決の糸口はそこからしか生まれない。

ルネッサンスだ。

浪人時代に聴きまくった名盤。ルネッサンスはロックとクラシックを融合させたということになっているが、その変則リズムとアニー・ハズラムの美声が何よりの魅力。このアルバムにはつまらない曲がない。聴くと必ずハマる!曲調はいわゆる癒し系だが、そんな言葉もなかった頃に、そんなことも気にせず、お構いなしに美しい曲を創造した彼らに感謝である。こういうのを名盤というのだ、諸君!

2006年11月07日

「モンゴル」が面白い!

以前にも紹介した杉山正明氏の「モンゴルが世界を覆す」を、読んでいますが、やっとと言うか、とうとうと言うか、面白くなってきた。例えばこんなの…。

①マルコ・ポーロは歴史上実在が疑われている→どうも、モデルはいるにしろ、特定の一人の事跡ではないらしい。ジパングはどうなる?

②匈奴と前漢の力関係で言うと、どちらかと言うと前漢のほうが臣下であった。

③元寇絡みの話では、当時の日本にもう少し外交能力があれば元寇はなかった。(クビライ・カンに日本を征服する意図はなかった)→日本最大の国難は実は日本の幼稚さが招いた災厄である。

④モンゴル軍というのは実はあまり戦わない軍隊だった。残虐非道に喧伝されるのはたぶんに後代の政治的な発言らしい。→情報戦を得意としていた。クビライなどは相当に賢かった(頭が良かった)らしい。

歴史を勉強すると人間観が大きく変わることが多々あるが、この本ではモンゴルというものに間違いなく親近感を感じるようになる。

お勧めする。

魔獣狩り!

サイコダイバーシリーズ最新作がついに登場。僕の読書遍歴の中でもダントツナンバー1の面白さを誇っている名作。サイコダイバーという人間の精神にダイブして、その人の心の病を治療したりするという架空の職業の、その発想も凄いが、そいつらに、あの空海のミイラにサイコダイブさせるという、とんでもない発想から物語が展開していく。つまり、空海の精神に分け入る!考えただけでもゾクゾクする。今回で20巻目になるのかな?いつも、新刊が出る度に一気読みなのだが、あまりの面白さに涙が出る。これと、出来たら幻獣少年キマイラシリーズ、ついでに帝都物語、北斗の拳は最低、僕の授業を受ける前には全巻読んで予習しとけ、というのがかつての僕の授業の枕だった。すべての読書家に勧める。

2006年11月08日

それでも一番好き!

中学時代に「エクソシスト」を観て、ホラー映画の洗礼を受けたと同時にその音楽の美しさに心魅かれ購入したのが「チューブラーベルズ」byマイク・オールドフィールド。その後、自分の人生の変遷とともに何かあれば聞き継ぎ、「Ⅲ」において、いまだその創造性の高さに参ってしまった。紹介しているのはそのライブ映像。彼の音楽は一言で言うと、「ジャンル分け不能」。時にロック、時にフォーク、美しく、また激しく、僕の理想型に当たる。その後、腐るほど様々な音楽を聴いたが、いまだに自分にとってのこの一枚は、これである。ロック・クラシック・フォーク・民族音楽等に興味のある方は死ぬまでに一度聴け。人生も捨てたもんじゃねいぜ!(ちなみにサザンがライブの前奏曲でⅡを使っていたことがある。さすが、桑田さん。)そして、みんなでマイク・オールドフィールドを日本に招こう!

シーザーの言葉

テレビのニュース番組を見るといつも腹が立つ。だんだん、見る番組が減ってニュース関係では滝川クリステルが出ている何かと、日曜の「たかじんのそこまで言って委員会」だけ。つまらない報道を見るといつも思い出すのが、この「ローマ人の物語」中、カエサルが言ったという言葉「人は自分の見たい現実を見る」というもの、つまり「見たくない現実は見ない」。見たり、考えたりする前に答えは決まっているのである。「今の先生はなってない。」「子供たちは被害者だ」「戦争は悪い」「政府は何をしてもダメだ」こういった表現は、豊かでかつ複雑な現実を単純化し、言論を封殺する。現実をより、ありのままに見る目を養うために、どうすれば良いのか?ドイツの鉄血宰相ビスマルクの言葉だ。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」
ここでとり挙げているのは最新刊27・28巻。お勧めするのはやはりカエサルの部分か?文庫で6冊に分かれている。歴史の評伝で泣いたのは後にも先にもこれが初めて。すばらしいよ。

2006年11月09日

青春の日々

これも、浪人時代に聴きまくった一枚。イギリスのThe Whoというバンドの僕にとっては最高傑作。後の映画化された。これを聴くと、あの頃の想いが蘇える。青春は自由だ。誰にも理解してもらえない孤独感と無限の未来の可能性への期待感とに引き裂かれるような気持ちを随分と持ち続けていた。それでも、時は残酷に過ぎていく、嗚呼、我が青春!愛だけが私を支配する!

ここから僕は始まった!

アメリカ、ニューシネマの傑作。僕が観たのは中1の冬。親父(僕以上の映画好きだった)が横で、「若いヤツの考えてることは分からん。」という、老人の決まり文句を吐いていたことを思い出す。この感性にはついていけなかったんだろうなあ。内容はボニーとクライドという若いチンピラギャングの話。ただ、このタイトル(邦題の傑作中の中の傑作!)と彼らの無軌道な青春、それを煽るマスコミ・大人たちという一種の勧善懲悪物語にはまり込んでしまい、最期は非業の死を遂げる。ウ~ン、なんと書いてもこの映画の衝撃は伝わらない。カントリーの軽快なリズムに乗って、今も僕の頭の中で彼らは走り続けている。

2006年11月10日

6週間

あたふたとしている内に、早開業から6週間が経ちました。そろそろ大学入試では公募推薦シーズンに入りかけており、我が中野ゼミナールのピチピチの一期生の受験ということになります。頑張ってなあ!

ところで、これまでも多くの方々が立ち寄って頂いていますが、正直言って、もっと来て!と思う今日この頃です。だいぶヒマはなくなってきましたが、それでもまだ寂しい。

冬休みー新年度と、これからが塾としても、通信制高校としても、そろそろ本番です。そして、年が変われば、新たな一年が待っています。僕が去年味わった、ワクワクする期待感とピリピリした緊張感。良いですねえ。僕は走り続けます。せっかく生まれてきたんだから。まだまだ、勝負はこれからです。

come together!

2006年11月13日

渡邉美樹氏に乾杯!

たまたま、友人からこの渡邉社長の話を聞いて本屋さんに寄ったら目に付いたのでこれも何かの縁かと思い、買った。一般的な自己啓発本に属すると思うが、この手の本には珍しく結構、しっかりと読める。おそらく社長が本当に勉強熱心なんだろうなあと思う。(失礼)ウチの塾でも社員研修用に採用しよう。例えば、「進みゆく者だけが教える資格がある」「人間の土台を作るのはいつの時代も本である」(その通り!)「仕事と思うな、人生と思え」など。創業社長のエネルギーをまざまざと感じるとともに、「夢なくして何が人生だ!」(これも、僕がよく言うセリフだぜ!)とのこと。いつか、会って話がしたい人だ。

カウント数100突破!

いつの間にやら、HPのカウント数が100を突破していました。やった!このHPなり、ブログが出来れば僕の情報発信(もっと宣伝しろと言われそうだが、良いの)の拠点になれば全く言うことはないので、是非ドンドン見てもらえるように、頑張って書きます。

「中野ゼミナール」はどこへ行くのか?それは、まだ秘密である。

ともかく、皆さん、ありがとう。

2006年11月14日

世界観の問題

昨日、ご紹介したワタミフーズ社長の渡邉美樹氏の本を読み終えた。最後は「夢のない大人になるな。世界観のない大人になるな。」という章で括られていた。僕自身、大学時代に哲学を専攻したため、この「世界観」の問題こそが実は現代日本の病の根本にあると思っている。自殺を決意した人の目には、世界は自分が生きるに値しない所のように見えるはずだ。彼(あるいは彼女)に、「命は大切だ」と、どれほど説いたところで、無理だろう。僕はちょうどこれを、食べ物の好き嫌いでよく例える。自分が嫌いな食べ物はまずく感じる。これは紛れもない事実なんであって、世の中にそれを好きな人がいて、おいしく食べているという事実と全く矛盾しない。問題は、まずく感じる人に実はいろんな選択肢があることを教えられるかどうかだが、そのためにはおいしい物がある事が前提になる。僕がテレビの自殺報道で一番腹が立つのは、世の中は一筋縄ではいかないという、その現実がテレビをいくら見ても分からないところにある。日々の報道を見ていると、すでに日本の教育に特効薬はない。責任論や誰かを悪者に仕立て上げるという単純な理論では、ますます現場は混乱するだろう。どこかで、しっかりと論じるべき問題だが、機会があれば書こう。

2006年11月15日

クールなアルバム

高校の頃から好きだったバンドでお金が出来て最初にCD買った内の一枚。奥さんを実家に迎えに行くのに久しぶりに聴いて思い出した。ギター&ボーカルにビル・ネルソンは昔から僕の憧れだった。実にメロディアスなリードを決め、このアルバムでもB面「パニック・イン・ザ・ワールド」からが良いんだが、お気に入りは次のデンジャラス・ストレンジャー。このリードギターがバリバリかっこいい。アルバムとしては名作「ライフ・イン・ジ・エアー・エイジ」が最高だが、好みからこちらを選んだ。是非聴いてみて下さい。

ホラーが見たい(Jホラー1)

「リング」の中田秀夫監督作品。はっきり言って怖い。Jホラーと言う新たなジャンルが生まれる段階の映画なので、全体を通してはまだまだ突っ込み所はあるものの、日本独特のジメジメした映像空間やいる訳のないものがいる(!)、見える訳のないものが見える、という背筋凍りつく恐怖はまさに日本オリジナル。早くDVD化されることを切に願う。とりあえず、レンタルビデオ屋に走れ。

2006年11月16日

「トーンワークス」買っちゃった。

今日、とうとう渡辺楽器でコルグの「トーンワークス」を買っちゃた。音色の豊富さと値段の安さが魅力。一つ一つアタッチメントを揃えると十万円は下らないのが、なんと一万円ちょっと。本当に技術は進化しているなあと実感する。お店の中を見ながら流れていたのが、U2。そこでご紹介するのは、ヨシュア・ツリー。ブライアン・イーノのプロデュースの名作。僕はこれをビデオで見て(日本では「ブルーハーツ」の「リンダ・リンダ・リンダ」が流行り出している頃だ。)感激してしまった。「Where the streets have no name」をビートルズみたいにビルの屋上でゲリラライブしているんだが、客が興奮して裸になって、お祈りし出すんだもん。次の「魂の叫び」も凄いが、そういった思い出からこっち。今のロック小僧でも名前を知っている人は多いと思うが、これから聴け。そして、泣け!

許されざる者

時々何の脈絡もなく思い出す映画というのがあって、この「許されざる者」はその最たるもの。C・イーストウッドの大ファンでそれこそ「荒野の用心棒」(もうすぐアルティメイテッド版が出る!)以来、見続けているが、その中でもまた近年の映画全体の中でも最高傑作の部類に間違いなく入るだろう。最後の酒場の決闘シーンの緊迫感。このウィリアム・マーニーの戦いにいつも涙する。誰にも知られず、ひたすら自分の正義を貫く姿のなんと美しいこと。映画館で観た時以来、何度泣いたか分からない。すべての映画ファンに見てほしい。また、思うに今の日本で一番欠けているのは、こういった「男の美学」ではないだろうか?耳触りの良い言葉は氾濫しているが、人生を賭けて己の正義を貫き通す人間がなんと少ないことか!

2006年11月17日

「噂」これまた世紀の名盤だ!

アメリカン・ポップの傑作中の傑作。当時70年代で1800万枚売れた。僕が聴きこんだのは、たしか大学時代だったか?とにかく音が人懐っこい。適度にカントリーで、適度にロック。MTVの復活ライブも素晴らしいが、日本であまりなじみがなくなったのはどうして?特にA面はすべて名曲。絶対お勧めの一枚です。(種類がいくつか出ているので、廉価版を買いたい人はそちらをどうぞ)

特攻隊の記念館で考えたこと

会社を辞めてまず行ってみたかったのが、知覧にある特攻隊の平和記念館だった。そこで、私の見たものはあまりにも悲壮な過去であった。ただ、私は(たぶん)見に来ていた多くの人々とは似ても似つかない感想を抱いた。一言で言うと、「なぜ、こんな愚かな作戦をしたのか?」もっと正確に言うなら「もっと格好悪く戦って負けても良かったのではないか?」ということなのだ。ほとんどの人々には意外かもしれないが、日本人は戦前も戦後もほとんど変わっていない。戦略なき戦術家の例は戦時中だけでなく今の新聞を見てもいっぱい目に付く。なぜ、もっと日本人はずる賢く生きられないのか?そこにこそ日本人のスピリットの核心がある。所謂司馬史観(昭和に入って日本人は悪くなった/愚かになった)に私は賛成しない。歴史は一貫している、残念ながら。日本人は昔から「サムライ」や「武士道」が好きだった。それは明治維新もそうだし、日清・日露・日中・太平洋戦争と、その戦争自体の様相は変わったが、精神的には変わっていない。乃木大将の203高地攻略は当時の特攻ではないか?良いとか悪いとかの問題ではない。それが我々日本人の宿命的思考法であることを早く気付くべきである。そして、自己の宿命から出発しない限り、未来を切り開く力は決して出てこないというのが、私の持論なんだが、どうだろう?

2006年11月20日

読書子

最近、相当激しく読書欲が湧いてきて、困っている。このブログを書き出してから、それなりに張りがあるというのもあるが、とにかく次から次へと本を漁っている。僕のテリトリーは哲学・心理学・歴史学(日本;古代史・西洋・中央アジア)・当然、経済学・経営学(会計・自己啓発)・社会学・文学(モダン・ホラー・日本の古典・)教育学と多岐に渡り、入門書の類では法学・雑学・自然科学分野も含め、本当にありとあらゆる分野の本を読む。実際、世界はinterestに満ち溢れている。どこで知ったのか、知らないことを知ることの快感はたまらないのである。

 前置きが長くなったが、さて「小説家になる!」私自身、ホラー小説を書いているが、この本を読むと、やっぱり文学って面白いなあと、改めて感心させられる。塾での専門は国語なのでなおさら、言葉の力、言葉の美学をみんなが追求してほしいと感じる。昨日TVの堂本~で大竹しのぶのデビュー曲「みかん」を歌っていたが、その歌詞に「小説みたいに列車の窓からみかんを投げ落としてみたい」みたいな一節があってびっくりした。1978年だったっけ?何の小説か分かりますか?皆さん、文芸批評をもっと真面目に読んで、日本の文化レベルを上げよう!

凛々しい顔

 日本女子バレーは今や強いのか、弱いのか分からなくなってきた。一時のようにスター選手がいないので、最近はさすがに見なくなったが、(ファンだった大友が引退したからというのもある)印象に残っているのは、やはり高橋みゆきのあのふてぶてしい顔。コートの中で、真ん前に見たら、きっと怖いだろうなあ、と感じる。僕はどんな分野でもあるレベルを超えて一流に入るようになると、やはり顔を凄みが変わってくると思う。友人たちでも、やはり起業してバリバリやってるヤツなんか、見てても怖いもん。塩野七生女史は「人を殺さねば大物にはなれない」みたいな発言をしており、僕も全く同感だ。大人の凄み、プロの凄み。これは決して亀田にはない、彼はまだこれからだ。北斗の拳ではないが、睨まなくてもオーラで恐れさせる人にならねば北斗神拳は使いこなせない。(何の話や?)

 若者に媚を売るな、そして、若者も大人に媚を売るな。

 ところで、その女子バレーを批判している文を週刊誌で読んだが、何となくしっくり来ないなあ。どうして週刊誌って、世間の批判ばっかりしてるんだろう?なんだか、精神的に貧しい気分になってしまうのは、僕だけ?

2006年11月21日

12月23日(祝)ライブです!

塾の教師をやりながらバンド活動をもう十数年続けているが、今年もまた恒例のクリスマスライブの季節がやって来た。12月23日(祝:土)夜(正確な時間は分からないが、7時位からかな?)烏丸丸太町東南角のラーメン屋の地下1Fにある「slowhand」という名前のbar兼live houseで行う。是非、観に来て下さい。参加バンド数が少ないらしいので、僕の出番も例年になく多いとのこと。3つのバンド掛け持ちです。メロウでジャージーな曲からアコースティク・アルペジオ、ハードロックまで様々な曲調にギターをガンガン弾きまくりますので、宜しく!そろそろ筋トレしださんとアカンのは中年太りのせいではない!髪型が気になりだしのたのは、禿げのせいでは決してない!rock'n roll forever!

このロックな映画を観ろ!

青春映画の傑作にして、B級アクション映画の名作。ライブのイントロからタイトルクレジットが始まるそのスタートから最後に主人公トム・コーディが故郷を離れるラストまで絵に描いたような現代版西部劇なんだが、ロックと映像がこれほど見事に融合して一つの世界を造り切れている作品を僕は知らない。僕が持っているのはビデオテープだが、それでも、もう何十回と観た。格好良い、の言葉を何度言っても言い過ぎではない。マイケル・パレはその後泣かず飛ばずに終わっているが、良いじゃん。この映画一本であなたは映画の歴史に消えることのない軌跡を残したんだから。万人にお勧めの映画。そして、これを観て僕のライブに行こう!

2006年11月22日

読書子2

最近の大学の風潮として「文学部」というものの価値が低落している。私自身は某大学文学部卒なので、文学の効用を真面目に説きたい。文学は言葉を操る芸術だが、その力は人の内面叙述を外面の描写と同列に語れることにその特徴を有する。つまり、あたかも自分がその人(作中人物)になったかのように生きることが出来るのだ。それによって、私は世界の冒険家にもなれるし、死を間近に控えた老女になることも出来る。それこそ、時代も地域・国も無視してあらゆる時代のあらゆる国の人々になれる。どうして、これがそんなに凄いことなのか?人間はどこまでも自己(エゴ)から逃れることの出来ない動物で、その意味では犬やネコと何ら優位な点などない。今の日本ではそれこそ、このエゴと自由のオンパレードで、皆がそろそろ気付き出しているように、世界一グロテスクな国に変貌しつつある。問題は如何にエゴをコントロールするのかだが、そのヒントが文学にあると、私は考えているのである。若者は間違いなく昔と比べて弱くなった。自分で人生を決められないヤツやすぐに不安や不満を言うヤツ、私にすれば(そして、大半の大人にすれば)良い年をして…、というような場面が世間にはあまりにも多い。理由は精神の幼児化だが、自分のエゴを解体あるいは拡大する努力をしなくなったということなのではないだろうか?だから、文学を読めと言いたいのである。

これって実は凄い;「負の力」

新聞での広告に目が留まって即買いした。もっと強くなれ、とか自分を変えろ、というような自己啓発発言に対して「人間なんて、そうそう簡単に変われるものじゃないはずだ。それが『個性』というものじゃないか」とテリー伊藤は語る。そして、一見短所である例えば、「無愛想」とか「根暗」「イエスマン」「傲慢」などの性格のパワーを自覚しろ、というのが、主張。この人の人間観は私に非常に似ている。例えば「マイナス思考とは、危機管理能力のことである」ウ~ム、これは拍手でしょう。ちなみに人はあまり知らないが、私は恐ろしく小心者で、いわゆるビビリである。その上、自分勝手で自堕落、冷淡でひねくれ者のうえに傲慢、そして鈍感。この本に書かれている章にいっぱい当てはまる。テリー伊藤は日本人を「気が弱い民族」と指摘する。これって、結構核心を突いていると思うよ。世の弱者よ。これを読んで目覚めよ!

2006年11月24日

公募推薦間近!

いつの間にやら、HPのカウントも200を越え、なかなか調子が良い(でも、コメントがないのはどういうこっちゃ!)。11月も終わりに近づき季節は公募推薦直前。何とか合格してくれよ!

生徒たちの顔も緊張から引きつり出しているのもいるが、でも、忘れるなよ、人生でこんな緊張感を感じる時はそうそうない。大切に、しっかりと緊張してくれ。また、非受験学年生は定期テスト週間に入りかけている。それなりに私も忙しくなり、立ち上げ当初とは大違い。でも、やっぱこっちの方が楽しいし、精神的にも健全だよなぁ。

内部的には冬から来年度にかけての準備に着手し出している。年末の大晦日特訓も実施を決定したし、春までの時間割も確定させた。

ちなみに合格者は内部に顔写真入りで貼り出しをしますが、外部には出しません。(人数だけ出す)悪しからず。

2006年11月25日

サザンはこれから聴け!

一時、全く日本の音楽シーンから目が離れている時期があって、その頃に久方ぶりに聴いたこのアルバムには衝撃を受けた。幸い、映画を観ていないので、(元は桑田が監督した映画のサントラ、前評判があまりにひどかったので、観る気がなくなった、でもそれで良かった)純粋に音楽面だけで聴くと、この作品に込められた桑田さんの気負いがビンビン感じられて実に素晴らしい。サザン流スパニッシュの「稲村ジェーン」(自分が演奏しようとは夢にも思っていなかった)から始まって、かの名作「希望の轍」カラオケの定番、「真夏の果実」と名曲のオンパレード。天才はどの既成のジャンルにも収まらない。サザンの曲はサザンオールスターズというジャンルである。良いよ。

2006年11月26日

科学的関心

しばらく前に買った本を読んだ。人類進化に関しては昔とは違い、随分分かってきているが、その中で、人体が(大脳の肥大化も含めて)進化とは言い難いという論点は非常に魅力があり、その系統の本かと思い読んだ。全体としては作者の「遺体科学」に対する思い入れが強くって、前半ははっきり言って読みづらい。脳閉塞や痔などが、人類特有の病いと言ったことは以前から知っていたので、とりたてて新規な情報はなかった。ただ、作者の学問に対する最終章での指摘は非常に考えさせられた。貨幣は人が作り出した単なる道具にしか過ぎないが、今の日本の社会全体が拝金主義に傾き、金にならない科学の息の根を止めつつある。元来、文化のレベルはお金で換算できるものではないので、今後ますます日本は文化レベルを下げることになろう、とのこと。確かに、膨大な不祥事でばら撒かれた税金のことを考えると、もっと文化機関にこそ我々は注目すべきだという意味で私も大賛成だ。

IT世間の正体見たり

一方で今読み出しているのが、こちら。正高信男氏は、新書ではほぼすべて読んでいるが、どれもはずれがない。この本もIT世間という名で、社会全体が退行化しているという指摘なのだろう。(まだ最後まで読んでいない)私自身の印象もこれに近い。作者は様々な分野における「ひとり勝ち」の心理を考え、結局膨大な情報を前に思考停止した人々が右へならえして、その結果誰かが飛びつけばみんな飛びつき、離れればみんな離れるという、まさに「考えないヒト」の世界に日本はなり果ててしまっている。結局のところ、マスコミにしても同じだし、いじめ問題にしても同じ。みんなやっているから俺もやる。そして、同じ心理構造の者がやられれば、もう自分にはこの世に味方はいないと絶望する。あまりに日本人的な心理ではないか?でも、たしかにこれがこの社会の本質に非常に近いと感じるが、どうだろう?

2006年11月27日

IT世間の正体見たり(つづき)

「他人を許せないサル」を読了した。ほとんど一気に読んだことになるが、内容はなかなか濃かった。結論だけ書くと、これが私の主張だ。「現代日本の不可解な事件はほとんどが、このIT世間ーつまり、モバイル機器の中にある(と思われている)世間ーに関するものだ。社会は決して進化していない。逆に、江戸・室町あるいはそれ以前の共同体のありようを引きずっている。しかし、技術が進歩し、情報が高度化していく中での、格差は昔のように身分や家柄ではなく、限りなく個人の能力の問題のように見える。そのため、人々は不断にストレスを感じ、いつも不安を拭えない。所得格差は希望格差を生み、(例えばアメリカのように)開かれた社会、ということはつまり格差が無限大に広い社会がやって来るだろう。

 そのための戦略はただ一つ、このIT世間と距離を保つこと、この一点である。「自尊感情self -esteem」、これがおそらくキーワードになる。思考停止するな。そして、沈黙の艦隊の海江田ではないが、「独立せよ!」

あんち!

前回に続いて、邦楽を聴かなかった頃、元生徒に勧められて聴いたのが、始まり。その後、初期のアルバムはすべて揃えたが、このライブがダントツでスゴい。音のクオーリティ、演奏のレベル、曲の見事さ、どれを採っても当時の安全地帯は世界基準のロックバンドだと思う。アルバムでは3枚目に当たる「真夜中すぎの恋」の観客全員の大合唱が、本当に圧倒される。なんというか、「生きてて良かった!」みたいな至福感に浸れる。当時大学で哲学や心理学(精神分析学)を学び、一種の引きこもり状態になりつつあった時に、このアルバムは私にとっては救いの神であった。→勉強オタク「至高体験」に続く

2006年11月28日

ビミョウ!ナイチンゲーロ

レンタルビデオの正しい選び方は「これはどれほどつまらないかを確かめてやる!」という意気込みで探すことだ。そうすれば、つまらなくても腹が立たないし、ビデオ屋の棚が宝の山に見えてくる。どれが一番つまらないか、これは迷うぜ!ということで、第一弾。ナイチンゲーロ。何だそりゃ?一応、ホラーになってくるが、ジャケットからしてなんか違う。まあ、アイドル(見た事ある顔は石坂ちなみ)のイメージDVDをホラー仕立てにしたって言う感じ?演技はなかなか迫真だったが、如何せん、脚本が悪い。突っ込み所満載、結局よー分からん感は着信アリ並み。その上、グロテスクな場面は皆無。意味もなく石坂ちなみのランニング姿が続いたり、奇妙な絵が出てくるが、ストーリーとの連関が全くない。テンポが遅い!全体的にヌルい作品だった。あ~時間の浪費という贅沢を味わった。これならゾンビ自衛隊のほうが数十段上だわ。

「笑い」の力

日曜にTVを観ていると関根親子が出ていた。父の娘への接し方がとにかく「笑い」なのである。勤曰く「世の中がこんなに面白いということを教えたかった」私も大賛成で、かつ、既に実践している。ところで、「笑い」には文化の変革する力が秘められている。高校時代のひらめいた私の説では「エロス」「オカルト/ホラーでも良い」「バイオレンス」「笑い」が文化の四大要素である。キーワードは「破壊」。人々が意識しているかどうか知らないが、笑いには日常のつまらなさを破壊する「ハレ」の力がある。それは「セクシーさ」や「恐怖感」と等価である。お笑いタレントがもてはやされるのも、分からなくもない。チャンネルを変えたら爆笑問題がもてるお笑いに突っ込みを入れていた。私は賛成だが。ただ、藤原紀香と陣内は頂けない。だって、あの藤原紀香だぜ!陣内だったら、私の方が絶対上だぞ!世の人々がみんな祝福しても、私はイヤだ。
 これで、安めぐみがリリー・フランキーとくっ付いたら、私はどうしたら良いんだ!?

2006年11月30日

尻怪獣「アスラ」登場!

これぞ、Z級映画の傑作!メキシコである男がウシガエルにレイプされ、治療しに行った病院で日本人(!)医師を紹介される。そこで、核収縮棒なるものを尻に挿入されたことにより、尻がなんと、体から勝手に離れて動き出し、ついには巨大化して街で暴れまくる。 さあ、人類滅亡の危機だ!
タイトルから想像出来るように一応モスラのパクリっぽくて、二人の赤いドレスのオバサンたちが全編に渡って、同じ調子の歌を披露してくれます。最後の尻の大暴れの特撮はCGどころか、ほとんどアニメとしか見えない拙いもの。しかも人々が逃げるシーンは実際の暴動か何かのニュースの映像をそのまま使っていると思われる。 客を馬鹿にしているんだろうか?ストーリーはしっかり(しっかり?)しているようだが、まあ良いか。でも、こんなのがよく日本に輸入されて、レンタルビデオ店に置かれているなぁ、と変なところで感心してしまう。もっとましな映画はいくらもあるだろうに。ちなみに、最後にscroton(英語ではscrotumをもじって、怪獣の名前っぽくした模様)という続編へ、という感じで終わった。みんな、期待しよう。

About 2006年11月

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