2009年01月06日
■ 燃えよ、剣!

“三谷”新撰組を見て以来、実は新撰組が好きだ。たまたま三が日休みだったので、読んでみようと思って、読んでいる。昔は新撰組なんぞただの反動勢力だ、ぐらいにしか思っていなかったが、その後の日本の歴史、特に昭和を考えるに当たって、結局明治維新は正しかったのかという疑念が自分の中に浮かぶほどに、存外彼らの生き方の方が日本人には合っているんじゃないか、みたいな気になってきて、「もう一つの」明治維新を自分でも考えている。この歴史上の名作中の名作、まだ半分なので全部読んでから小説の感想は書こう。でも、読んでるとどうしても山本耕史が頭に浮かんでくるよなぁ。2009年年始を飾るにふさわしい作品だ。今年もきっと波乱なんだろうなぁ。

2008年12月31日
■ 仕事納めと歴史の流れ

昨日は一日がかりで年賀状を完成させ、本日31日が我が塾の仕事納め(当たり前)、恒例になった「年末特訓」である。毎年生徒たちに振舞う「年越しソバ」もいつも注文しているお店が潰れてしまって何とも寂しい限りである。
ところで、講習とライブの合間に読んでいたこの本、やっと読み終わった。元寇の歴史的な意味合いや武士の台頭と後醍醐反動政治の移り行きの中でつくづく権力者の傲慢と現実離れしたその感性に呆れる。おそらく日本国未曾有の危機に対し、朝廷がやった事は九州の神社に「国家安全」の祈願をした事だけ。これじゃあ、日本が一人前の国でないのは、戦後よりもずっと前からだ、というのが順当な考えだろう。歴史学者や憲法学者が唱える「日本(史)」って一体何なんだろう?

2008年12月29日
■ 世間は正月!

今日、出勤する際に道を走っていると、さすがに車の数が少ない。嗚呼、世間は正月なんだ。塾講師歴30年で、正月気分を年末から味わう等というのは全く僕の人生からなくなってしまった。振り返ると今年一年、いつものように激動だった。こうしてあくせく働ける事自体が今ではうまく行っている証拠。そう、元来日本は貧しい国なのである。それに見合った努力をしなければ一転、転落人生が待っている。そりゃそうだろう。リストラ、派遣切り、夜逃げ、暗い話は後を絶たない。持論では成功する要因は人によって様々あろうが、失敗する要因はただ一つ、“勉強不足”なのである。世間、あるいは社会を甘く見すぎている、そういう事ではないのか。
死んだ父は「普通に生きるのが大変なんや。」と私を諭していた。もちろん、高校生当時の私に分かる訳がなく、普通に生きるのなんて、普通やん、と文句を言っていたが今では考えが変わった。普通に生きる要素が見えてきたからだろう。それを一つずつこなす事、その事を私は広い意味で勉強と呼んでいるのである。大人の勉強は、問題集を解くことではない。新聞を読み、世間の動きが確かめ、自分と家族から危険を遠ざける様々な術を駆使する事。それも、自分に見合ったものを。ゆえに、人生死ぬまで勉強の連続なのである。とにかく目標はセレブなどではない。普通である。それで良いではないか?マスコミに踊らされるな。我々は別に一攫千金を狙って日々を生きているのではない。
まだまだ仕事は続く。だが、愚痴は言うまい。教えている生徒たちが楽しい思い出を作り、目指す学校に合格してくれれば、それで良しとしようではないか。

2008年12月24日
■ 世間はクリスマス!

私の日記にクリスマスという文字はない。物心付いた頃にクリスマスを祝う風習がなかったということもあるし、そこまで“お祭り好き”な訳でもない。ついでに言うとバレンタイン・デーにも全く興味がない。その点では普通に私は「変人」である。それこそ「三丁目の夕日」の頃の日本人そのままに生きている。
唯一世間並なのは、この季節ライブに出続けているということぐらいで、もう十年以上も(まぁ、「クリスマス・ライブ」という名目で、バンド活動をやり続けている。さすがに、奥さんはこういう私にはよく切れて、「娘のクリスマスプレゼントは!?」と詰め寄って来る訳だが、別にキリスト教徒でもないのに、何がクリスマス・プレゼントや、と思いつつも、親の弱みでヒマを盗んでトイザらスに向かってしまう。
仕事は年末ビッチリあり、正月三が日だけのお休みだが、それでも何とか年を無事越せるだけでも良いじゃないか、ねぇ。
ところで、昨日はクリスマス・ライブ第二段をslow handというライブハウスで演って来た。とても、楽しかった。おそらく今までで、一番乗れたかな?その後は、ベーシストと二人で反省会。本当に高校生のような乗りで、音楽を楽しんでいる。「もっと、こういうトコロを練習しよう」とか「バンドとしてのアイデンティティーは何か」みたいなヤツ。楽しくってしょうがない。
仕事関係で知り合った旅行代理店の斡旋で、バンド練習合宿も企画できそうな手はずになってきた。徹夜で音楽談義。想像しただけで、ワクワクしてくる。
次のライブは2.22(日)、スタジオ「RUG」だぜ!アルプラザ中野、弾けま~す!夜露死苦!

2008年12月22日
■ クリスマス・ライブも終わって

これまでになく入魂のクリスマス・ライブが昨夜終了、来て頂いた方々には本当に感謝です。しっかりとしたライブ・パフォーマンスも考え、毎夜ギターの練習を欠かさず自分でもこれ以上ない(事はないけど)という程に打ち込んだ。本当につくづく高校時代を思い出す。失敗した曲もあれば本番で意外にもうまくいった曲もあり、お客さんの反応はまずまず。終わってからのアンケートでは色々書いてくれていてこれも嬉しい。“アルプラザ中野”のデビューステージとしてはまずまずか。これだから音楽は辞められないわなぁ。
世間では“大不況”“M-1”相変わらず混沌である。時代に翻弄される事なく我が道を行くというのが、こんなに大変な事なんだ、と思い出したのはやはり独立してからだから、三年目。私の場合、社会的成功よりも、自分自身の満足度の方が優先なので、実に複雑である。と言っても思いに耽っているヒマは来年までない。明日からは冬期講習会、そしてクリスマス・ライブ第二段。
ちなみに昨日のライブのギャラは2,500円。ギタリストとしての初めての給料だった。

2008年12月19日
■ 先生、走る!

気が付いたら12月も20日、つまり今年もあと10日。恐ろしいスピードで時間が過ぎていく。来週から冬期講習会ということでその準備に日々大忙し。メシを食う時間もない。推薦入試系の合格者がほぼ出揃ってきたが、昨年レベルの数字が現時点でも既に出ており、最後の総仕上げとして我々の悲願の現役100%全員合格に向けて生徒も必死である。
そう言っている内に日曜、火曜と連ちゃんライブ。こちらの練習も最後の仕上げ段階である。嗚呼、時間がほしい。
間寛平を見習って、オレも突っ走る!

2008年12月15日
■ 幕府;この不思議な組織

以前少し取り上げた鎌倉幕府成立事情をすべて読破した。承久の乱の歴史的な位置づけは非常に納得出来る。また、日本史を勉強している者なら誰でも不思議に思う“幕府”の成立。「幕府」とは一体何か?特に当時の日本の法体系(つまり律令)に幕府の規定が全くない(実は征夷大将軍が幕府の長であるという規定もない)という事を正確に考えると、実は幕府という政治集団を違法集団であったというのが、本当の姿。恐ろしい事だが、この後、江戸末期まで朝廷&公家は幕府を公的には認めていなかった事になる。何という非現実主義であることか。この実態を明らかにしただけでも井沢元彦、凄いと思う。毎回驚きの連続というのは面白いばかりだが、逆に言うと如何に今までの日本史研究がレベルが低いのかが想像出来るというものだ。

2008年12月10日
■ 今年もいよいよ受験シーズン突入!

12月10日というのは、我が塾では受験学年生の受験直前対策期突入日に当たる。毎日演習講座という特講のスタート日。今年も推薦入試で何人かは合格者が出たので、本格的一般入試組がこれから毎日塾にこもる日々が続く。後は、3月まで、例年同様、最後のスパート。最も忙しい時期だ。
日常ではライブ準備真っ最中、毎夜ギター練習はいまだに継続中である。京都のオヤジバンドとしてはもうちょっと有名になりたい。
読書も好調。今日源平の合戦の件を読んだ。子供の頃からの憧れだった義経であるが、その戦術的な天才と、兄頼朝の戦略的な天才のぶつかり合いが実に面白くまた、歴史を感じさせる。結果、誰も予想しなかった平家滅亡と、武家政権成立というそれこそ日本史を覆すような大事件が一気に起こった。本心から中学生達にこの歴史の醍醐味を教えてやりたいが、如何せんその時間的余裕が塾ではない。悲しい限りである。
さあ、ここからが中野ゼミナールの本領発揮である。

2008年12月09日
■ 定番本;逆説日本史2

合間合間に読み切ったのが、これ。聖徳太子絡みの謎は色々出ていて、これまでにもだいぶ読んだのでほとんど驚きはなかったが、(やはり梅原猛「隠された十字架」は偉大な本だとつくづく思う)天智天皇の件は非常に驚いた。古代史最大の内乱、壬申の乱の歴史的意味合いも非常に面白かった。この辺りでしっくり来る説明を読んだのは、初めてではなかろうか。逆説シリーズでも、やや歴史的にはマイナーな称徳天皇系やこの天智天皇系の話は本格的に歴史考証もなされていて、面白い。ここらへんが実はこのシリーズの強みなんだろうなぁ、と思う。それにしても…、学会の質の低さには相変わらず愕然とする。永田町と同じ。世間を知らず、ネットワークを閉じた途端、人間世界でも確実にエントロピーの法則は発生するものだ。学界や政治の世界はその典型だと思う。

2008年12月04日
■ 疑うべきは…正義!

「逆説の日本史」以来、ゆるやかに勉強をまた始めているのだが、また素晴らしい出会いがあった。「自由と民主主義をもうやめる」という挑発的なタイトルに魅かれて買ったが、内容が素晴らしい。私自身が今感じている事を正に言葉で表してくれた、というこの爽快感。自分が典型的な「保守主義」者であるという事の自覚、その原因は私自身の歴史認識にあるという事。これらが一挙に了解出来た。こんな言葉が紹介されている。「自分の先祖を振り返ってみようとしない徒輩は、決して自分の子孫にも目を向けないだろう」似非環境論者の「子孫に豊かな自然を残そう」みたいな台詞を思い出す。つまる所、全く信じるに値しないという事だ。(だから、地球温暖化を唱えるヤツが私は好きではないのだ)その前に、自分の中の祖先の遺産をもっと有効活用する術を考えろ、それこそが、子孫に我々が残せる本当の宝物なのだ。恐ろしく重大な鉱脈に至ったという感がある。こここそが、現代日本の核心の一つだ。絶対お勧め。ご購入の際は、ここをクリックしてアマゾンで買おう!

2008年12月03日
■ 芸名を決めた!

ライブに向けて、何か良い芸名ないかなぁと職員と話していて、結構気に入ったのが出来た。“アルプラザ中野”でや!今回からこの名前で紹介をしてもらおう。「リードギター、アルプラザ中野!」ウ~ン、コミックバンドになっちゃうかなぁ。
ところで、緒方拳の追悼でやってたんだと思うが、昨夜は「GONIN2」をWOWWOWで見た。拳さん、なかなか良い男していた。石井隆のバイオレンスもまずまず。一番最初だけ見れなかったのがやや残念。映画そのものの評価はよく知らないが、緒方拳の男気を見るだけでも、価値はあると思う。

2008年12月02日
■ スリリングな日本史必読書

年を取ってからの学問研究というのは、“真理”探求という側面ではなく“納得”を得る事の方が大きい。歴史研究に関しては最近納得のいく本に多くめぐり合えて私としては、非常に日々楽しい。ところで、この「逆説の日本史(1)古代黎明編」である。今につながる日本人のアイデンティティーとは何か(ついでに韓国人のも)?この本はそれを実に明確に解き明かしてくれている。また、卑弥呼周辺の歴史の謎に関しても。素晴らしい。これを読むと、一国の民族性とはかくも変化しないものなんだなぁ、と感心してしまう。悪く言うと進歩がない。ただ、それ自体は韓国も中国もヨーロッパ諸国も同じ。頭の中(つまり知識)や生活様式は変化しては精神には進歩なんかないよなぁ。
それにしても問題は「わ~話し合い至上主義」をどう克服するのか。歴史的には決してそればかりだった訳ではないはずなんだが、どうしてこんな貧弱な文化国家になってしまったんだろう。次の課題はこれだな。

2008年12月01日
■ ジャーロ;血みどろの入り江

マリオ・バーバ監督のジャーロの傑作、「血みどろの入り江」を見た。原色をふんだんに使った映像、自然とそれに合わせて妙に物悲しい音楽。そして、容赦なしの惨殺場面。どれもよく出来ている。様々な映画に影響を与えただけあって、見応えは十分だった。ラストのどんでん返しまで目が離せない。家にいてこんなカルトな映画を見れるような時代になって本当に良かった。

2008年11月29日
■ モンゴル帝国の興亡である

ちょっと、気になったので読んでみた。恐ろしく詳しい。私の世界史知識で内容はつかめるが、この分野では日本では間違いなくトップの杉山正明さすがである。今まで普通に習う世界の歴史に対する物の見方が大きく変わる。ここに書かれる13世紀の世界にあって、ヨーロッパは舞台にはついぞ登場してこない。ひたすらモンゴルの恐怖に怯えるユーラシアの辺境である。そして、大雑把には中華も同じ。実際シナの歴史にあって、漢人が統一した王朝というのは漢以降は明しかない。隋・唐も北方民族、宋は常に北方民族の遼に負けていた。そして、明がなぜシナを統一出来たかというと、北方民族の勢力が相対的に弱まったから、という外的な要因が大きい。(ちなみに明が滅亡するのに一役買っているのが、秀吉。彼の朝鮮出兵を阻止すべく明は軍隊を派遣するがそれによって国力が衰える一因になった)とにかく「中国四千年の歴史」等という言葉はウソ八百である。
ところで、モンゴルはなぜそんなに強かったのか。読んで感じたのは、結局組織力。言葉を換えると戦略ー戦術的思考がしっかりしていた事。なぜ衰退したか。帝位継承のシステムが全くお話にならないほど稚拙だったこと。それにしても、チンギス汗一門が様々な内紛を越えて百年という単位で言葉通りの意味で“世界”を支配したという事は紛れもない事実。本来ならもっと研究されるべきだと思うんだが…。

2008年11月27日
■ 女教師グロリアって誰?

ジャケットを見ると、若い美人女教師が銃を撃っていて、なかなかアクション系だな、と思いきや、全く違う。舞台は学校の図書室なんだが、銃は出てこない。主役の女性もどちらかと言うと熟女系、決して美人でもない。明らかに宣伝の仕方が間違っている。アクションではなく、実録モノ系。それなりには楽しめる展開ではあったので、あまり悪口は書かない。非常にリアルな感じでそれはそれで好感が持てた。こういう追い詰められた時にアメリカの出来の悪い高校生達がどういう行動を取るのかが、よく分かってそれがまた微笑ましい。でも、推薦する程の映画では全くない。